俳優の神尾楓珠さんと女優の池田エライザさんがダブル主演を務める連続ドラマ「左ききのエレン」(MBS・TBS、10月20日スタート)の制作発表が10月15日、東京都内で行われ、第1話の公開後、神尾さんら主要キャストがそろって舞台あいさつを行った。第1話で、壁にスプレーを使って大きなグラフィティーアートを描く池田さんは、「左腕を酷使しすぎて、四十肩っぽくなった」と、天才画家を演じる“弊害”を告白した。
ウナギノボリ
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ドラマは、自らの才能の限界に苦しみながらも、いつか「何者か」になることを夢見る“凡才”のデザイナーの朝倉光一(神尾さん)と、圧倒的な芸術的才能に恵まれながらも、“天才”ゆえの苦悩と孤独を抱える画家の山岸エレン(池田さん)という相反する2人が、敗北や挫折を味わいながら、成長していく姿を描いていく青春群像劇。連続ドラマ「ボイス 110緊急指令室」などの後藤庸介監督がメガホンをとる。原作は、電子メディア「cakes(ケイクス)」で連載のかっぴーさんの同名マンガ。集英社のマンガアプリ「少年ジャンプ+(プラス)」では、nifuni(にふに)さんの作画でリメーク版も連載されている。
第1話のシーンについて、池田さんは、上がらなくなった左肩について「今も若干(上がらない)。それくらい集中してやり続けられちゃう。絵の魔力を感じながら描きました」と笑顔で語り、「意外とスプレーって難しい。早く描き過ぎちゃうと描けない」と苦労を明かした。今後、グラフィティーアートに挑戦してみたいか聞かれると「なるべく人様にご迷惑をおかけしたくないので、おうちの壁とかでいいんだったら」と断りつつ、「今しか書けない言葉とか、生意気な言葉とか、大人になったらきっと言えなくなるような言葉を書きたい」と話していた。
制作発表には、神尾さん、池田さんのほか、石崎ひゅーいさん、中村ゆりかさん、今泉佑唯さん、吉村界人さん、八木アリサさん、原作者のかっぴーさん、後藤監督が出席した。ドラマは、MBS・TBSの深夜の「ドラマイズム」枠で放送。初回はMBSが10月20日深夜1時15分、以降は毎週日曜深夜0時50分から放送。TBSは同22日から毎週火曜深夜1時28分に放送。
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