宮根誠司：フジ2時間枠新番組の第1弾担当　海外、山奥に行く番組もいいけど「ぜひ見て」

　フジテレビの毎週日曜午後8時から2時間枠で放送される「日曜THEリアル！」が10月20日、スタートする。初回は、実際の裁判映像や証言を手がかりに、殺害現場に残された証拠などから事件の謎に迫る人気シリーズ「世界法廷ミステリー」の第12弾が放送され、MCを務めるフリーアナウンサーの宮根誠司さんと加藤綾子さんが初回収録後に取材に応じた。宮根さんは、同シリーズの人気の秘密について「海外に行く番組とか“山奥にある”番組もいいですけど、リアルなこちらもぜひ見ていただきたい」とアピールしている。

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　「日曜THEリアル！」は、大人から子供まで家族で楽しめるノンフィクションのコンテンツを週替わりで放送。20日の「世界法廷ミステリー」は、「魔女の微笑（ほほえみ）」と題し、1996年に米テキサス州で会社経営をしていたセレブ一家が何者かに襲撃され、6歳の長男と5歳の次男が命を落とした事件と、1986年に米ロサンゼルス郊外の高級マンションの一室で女性が銃殺された事件を紹介する。朝日奈央さん、アンミカさん、伊集院光さん、「メイプル超合金」のカズレーザーさん、長嶋一茂さん、古市憲寿さんがゲストとして出演する。

　――今回の「世界法廷ミステリー」の見どころは？

　宮根さん：テレビをご覧の皆さんもぜひ一緒に考えていただきたい、というところですかね。VTRを見ていただけると、必然的に答えが出てきていますので、一瞬も見逃さずにじっくり見ていただきたいです。

　加藤さん：宮根さんの“惑わし”が本当にすごいんです。全部ご自分で考えていらっしゃるのですが、台本にもないので、私もどのように来るか分からないんですよ。隣にいても「あ！　そうやって行くんだ！」みたいな（笑い）。見事に（解答者の）皆さんが惑わされるので……。そこも見どころです。

　宮根さん：解答者の方も大変頭の回転の速い方ばかりなのですが、その人たちの混乱ぶりが（笑い）。古市憲寿さんとか長嶋一茂さんとか、コメンテーターとしてすごく鋭いことを言っている方が、“迷う”“混乱する”という普段なかなか見られない顔が見られると思います（笑い）。

　――「日曜THEリアル！」は「ドキドキいっぱい！」な番組をお届けしていきますが、この番組の「ドキドキポイント」はどのあたりにあると思いますか？

　宮根さん：ご家族で一緒に解答者になって、考えていただけたらいいな、と思います。頭の体操にもなりそうですし。家族の皆さんで探偵になっていただいて。

　加藤さん：扱う事件も家族のものが多いので、少し怖くなりながらも入り込めると思うんですよね。推理する過程も家族での会話のきっかけになると思いますし、一緒に参加していただければ……。

　宮根さん：ぜひご家族もそれぞれメモを持って、ポイントになるところをメモしながら見ていただけるとより面白いのではないかと思います。

　――改めて「世界法廷ミステリー」シリーズの人気の秘密はどこにあると思いますか？

　宮根さん：人間の怖さだったり優しさだったり、虚と実だったり……。人間の本性がとてもあらわに出てくるので、それも本物の物語の中で。本当にあったことだということは、ドキュメンタリーでもあるので……。

　加藤さん：日本だと裁判の映像は出てこないんですけど、海外の映像は残っていて、犯人なのにすごく演技をしていたり……。人のそういうところってなかなか見えないじゃないですか。人間ってこういうものなんだな、と改めて思いますね。

　宮根さん：やはり実際の裁判の映像であるので、裁判ってこんな感じで進んでいくんだ、人ってこういう顔をするんだって毎回びっくりします。それが新鮮ですね。だから、海外に行く番組とか“山奥にある”番組もいいですけど、リアルなこちらもぜひ見ていただきたいです（笑い）。そしてこの後、僕は“生（放送）”で出て行きます。

　加藤さん：本当にそうですね。この番組のあとも宮根さんが、実際に起きている事件をずっと追っていきます（笑い）。