TKO木本:2度目の朝ドラ「スカーレット」 「出演したいあまり」プロデューサーに思わず“うそ”?

NHKの連続テレビ小説「スカーレット」に荒木荘の住人・田中雄太郎役で出演している木本武宏さん (C)NHK
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NHKの連続テレビ小説「スカーレット」に荒木荘の住人・田中雄太郎役で出演している木本武宏さん (C)NHK

 女優の戸田恵梨香さんが主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」で、ヒロイン・喜美子(戸田さん)が女中として働く大阪の下宿「荒木荘」の住人・田中雄太郎を演じているお笑いコンビ「TKO」の木本武宏さん。2013~14年に放送された「ごちそうさん」に続く、2度目の朝ドラ出演だが、人間味あふれる、大阪局制作の朝ドラが「大好き」で、「まだまだ出たい!」と制作統括の内田ゆきチーフプロデューサー(CP)に会った際、「『歌やギターは得意ですか?』と聞かれ、まったく得意じゃないのに、出演したいあまりに思わず『はい!』と答えたんです」と明かす木本さんに話を聞いた。

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 「子供の頃からおばあちゃんと朝ドラを見て育ったので、出演が決まったときはうれしかったですね」と2度目の朝ドラ出演を喜ぶ木本さん。演じる雄太郎は、家賃滞納の常習犯だが、市役所勤めを辞め、映画俳優の夢を追いかけるという部分は、「実際の自分にも重なる部分があります」といい、「僕は弁護士を目指して猛勉強していた時期があるんですが、法学部不合格で挫折しました。でもそのおかげで、もう一つの夢だったお笑いの道に進む覚悟ができました」と振り返る。

 また「現場ではやりすぎに注意しています」と話していて、「普段はコントをしているので、カツラをかぶるとついコントをしてしまいそうになるんですが、雄太郎は独自の路線で生きている変わった人という設定で、コントとは違う。そこがお芝居の難しさで勉強になります」と明かしている。

 現場の印象を聞くと、「よく月並みに『現場が楽しいです』と言いますが、本当に楽しいんです。チームワークがすごく良く、喜美ちゃん(戸田さん)をはじめ全員がずっと笑っていたり、笑いを取りにいこうと、おいしいとこの取り合いのようになって、まるで芸人の楽屋の雰囲気でしたね」と笑顔を見せる。

 今回のヒロインについて、「喜美ちゃんは、強くてたくましくてひたむきで、真っすぐでとポジティブな言葉の集合体のような人」と語り、「『昔の日本の女性ってこんなんやったな』と懐かしさも感じてもらえると思います。そして雄太郎という人間は、映画俳優として売れっ子になれるのか、なれないまま終わっていくのか、僕自身も分かっていないですけれど、ぜひご期待ください」と視聴者に呼びかけている。

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