安田顕:レンガ職人役で土を食べ「意外といけた」 ボイメン小林豊は地元・愛知での撮影に感激

NHKの愛知発地域ドラマ「『黄色い煉瓦』~フランク・ロイド・ライトを騙した男~」の会見に登場した安田顕さん
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NHKの愛知発地域ドラマ「『黄色い煉瓦』~フランク・ロイド・ライトを騙した男~」の会見に登場した安田顕さん

 俳優の安田顕さんが11月5日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われたNHK愛知発地域ドラマ「『黄色い煉瓦(れんが)』~フランク・ロイド・ライトを騙(だま)した男~」(NHK・BSプレミアム)の会見に、男性ユニット「BOYS AND MEN」(ボイメン)の小林豊さん、平田満さんと共に登場した。有田焼職人の寺内信一役の平田さんが、「土を探すシーンで(土を)食べて口の中がじゃりじゃりになり、あとが大変でした」と撮影で印象に残った出来事を明かすと、同じく土を食べるシーンがあった安田さんは「意外といけました」とコメントした。

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 その理由を、安田さんは「(完成した映像では)カットになっていますが、土を見つける前の過程で、他の土を食べるシーンを撮ったあとに食べた。比較したら意外といけるなって(笑い)」と説明して周囲を笑わせた。

 ドラマは、一人の女性ライターが、建築陶器の町・常滑を舞台に、伝説の職人の真実を探っていく形で進行する。今からおよそ100年前、世界的建築家のフランク・ロイド・ライトは、旧帝国ホテルの設計にあたり、外壁を赤いれんがではなく“黄色いれんが”で飾ることを求めた。当時の日本で黄色いれんがを焼くことのできた職人は久田吉之助(安田さん)しかおらず、ホテル側は久田に協力を要請するが、彼の右腕は病気で失われており……というストーリー。プロフィギュアスケーターの村上佳菜子さん、俳優の佐野岳さん、杉浦太陽さん、団時朗さん、東根作寿英さん、渡辺哲さんらも出演する。

 安田さんは撮影中、「常滑でレンガ作りをしている場所をお借りしたのですが、そこの方から最初は『嫌だ。仕事をしているんだ』と断られた」と明かし、「『常滑のため』といわれて引き受けてくれた。その方は実際に仕事をしながら(撮影の)声を聞き、『役者さんも大変なんだな。貸して良かったよ』と言ってくださった。住む方々の思いや職人さんの思い、そういった思いを抱えながら撮影に臨みました」と振り返った。

 愛知県出身で、久田の工場で働く職人、伊奈長太郎を演じた小林さんは、「普段はBOYS AND MENとして愛知県で活動しているので、とても思い入れの強い作品になった」と喜び、「人間の生きる強さというのを、作品や映像を通して学ばせていただきました。見ていただく方にその強さが届けられたら」とメッセージを送った。

 「『黄色い煉瓦(れんが)』~フランク・ロイド・ライトを騙した男~」は、NHK BSプレミアムで11月27日午後10時に放送。

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