ドクターX:“怪演女優”松本まりかがゲスト出演 米倉涼子、シリーズ7年で「初めて負けた」?

テレビ
連続ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」第6シリーズ第8話にゲスト出演する松本まりかさん=テレビ朝日提供

 “怪演女優”として話題の松本まりかさんが、12月5日に放送される女優の米倉涼子さん主演の連続ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」第6シリーズ(テレビ朝日系、木曜午後9時)の第8話にゲスト出演する。大門未知子(米倉さん)とは対照的な“失敗しないプリンセス”中山麻里亜を演じる。

 松本さん演じる麻里亜は、元ミス東帝大という抜群のビジュアルで、「東帝大学病院」外科医局に来るなり、男性医師たちをとりこにする。さらに未知子が執刀しようとしていた手術を横取りし、未知子は憤慨。そんな中、「東帝大学病院」に次期首相候補といわれる政界のプリンスが入院。彼の治療方針を巡って、未知子と麻里亜が対立する。

 撮影中のエピソードについて、松本さんは「ラストシーンの麻里亜のせりふがまたとんでもないのですが、米倉さんが『このシリーズ7年やってきたけど初めて、負けたーーーっ!!!』っておっしゃったことです。もちろん冗談でおっしゃったのですが、現場が笑いに包まれ、“秩序を乱すイケナイ子”を演じ続けた私にとって、救いの言葉でした」と振り返っている。

 「ドクターX」は、天才的な腕を持ちながら組織に属さず、フリーランスとして病院を渡り歩く天才外科医・大門未知子を通して医療現場を描く人気ドラマ。2年ぶりの第6シリーズは、かつてないほどの大赤字に見舞われた「東帝大学病院」が舞台。

 ◇松本まりかさんのコメント

 ――「ドクターX」第8話にゲストとしてご出演されてみて、いかがでしたか。

 第1シリーズからノンストップで一気見するほど、「ドクターX」にゾッコン。こんなに夢中にさせてくれるシリーズもののドラマは初めてでした。「御意!」というせりふがたまらなくて、あれだけのそうそうたる俳優さんたちが、出世のため、いとも簡単に自分の意見を曲げ、社会の言いなりになっていく姿がとても滑稽(こっけい)かつチャーミング。対する大門未知子が「致しません」と理想の生き方をさっそうと体現してくれている……この痛快さが私をとりこにしました。

 そして今回の第6シリーズ。ここまで根強い人気を博し、作り上げてきた「ドクターX」の秩序を登場からかき乱すような役を私に託してくださったことに恐れおののいたと同時に、この役をやれることにとても興奮しましたし、演じ終えた後では 、今後この仕事をする上で、ちょっとやそっとのことでは動じなくなるぐらい、度胸と肝が据わりました。一つ無の境地に行ったような気がしています(笑い)。

 ――松本さん演じる中山麻里亜は“失敗しないプリンセス”と称される女医で、「東帝大学病院」の医局の男性陣を骨抜きにしてしまう役柄でしたが、演じられてみていかがでしたか。

 とんでもない役をいただいたな、と感じました(笑い)。米倉涼子さんと真っ向から張り合い、医局の先生方を骨抜きにしていくなんて、とんでもなくて……。これまで「ドクターX」のほとんどのシリーズを見てきましたが、こんな“イケナイイタズラなキャラクター”見たことないし、むしろ、居てはいけないですよね(笑い)。とにかく、麻里亜は登場から最後まで、言動行動、すべてが「タブーだらけの女医」でした。こんなにもかき乱してしまい、ただただ恐縮です。

 ただ本音を言うと……ちょっと、いや、だいぶ面白かったです(笑い)。

 大門先生のト書きに、麻里亜を見て「何だ、こいつ」という心の声があるんです。麻里亜がいくらカッコよく振る舞い、真っ当なせりふを言い、みんなが羨望(せんぼう)のまなざしで見たとしても、大門先生は「何だ、こいつ」。ここにすべて集結するように常に意識して演じたつもりでしたし、そこが今回の私のツボでした(笑い)。

 ――大門未知子を演じる米倉涼子さんとの共演は、いかがでしたか?

 まず、大門先生に対して、「私、失敗しないので」なんて言えないですよね。たった一言なのに米倉さんの前ではそれが飛んでしまうほど、このせりふには焦りました。

 監督には常に「大門未知子に負けないでくれ」「勝ってくれ」と言い続けられていたので、そこは心を強く持ちました!

 米倉涼子さんは、大門未知子が自由自在。「このせりふをこんなふうに言うんだ」と、生で間近で見られて、興奮がやみませんでした。米倉さんとはたくさんお話ししたいことがあったのですが、緊張して距離を取ってしまったのが悔やまれます。

 ――撮影現場の様子はいかがでしたか? 何か楽しかったエピソードなどありましたら、ぜひ教えてください。

 ラストシーンの麻里亜のせりふがまたとんでもないのですが、米倉さんが、「このシリーズ7年やってきたけど初めて、負けたーーーっ!!!」っておっしゃったことです。もちろん冗談でおっしゃったのですが、現場が笑いに包まれ、“秩序を乱すイケナイ子”を演じ続けた私にとって、救いの言葉でした。

 またスタッフさんや、内田有紀さんはじめ、皆さんが私の役を面白がっていろいろ教えてくださったことによってリラックスしてこの役に臨めたと、本当に感謝しています。

 そして、西田敏行さんとは、中学生のときにNHK大河ドラマ「葵 徳川三代」で西田さんの娘役を演じて以来、19年ぶりの共演となりました。私がどう動こうが、面白く膨らませてアドリブを連発される西田さんが、緊張しながらもたまらなく刺激的でした!

 「ドクターX」でこんな危険な遊びをさせてもらえたこと、とにかくこの役にキャスティングしていただけたことに、ただただ感謝しかありません。

 この“タブーだらけのイケナイ女医”の登場を面白がっていただけたら幸いです。

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