ドラゴンボールDAIMA
第1話 インボウ
10月14日(月)放送分
人気ゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ」の二宮飛鳥役などで知られる若手声優の青木志貴さん。自身を「ボク」と呼ぶ“ボクっ娘”で、“魔王”のニックネームで「League of Legends」などのオンラインゲームをがっつりやり込むコアゲーマーという異色の経歴も併せ持つ青木さんが、その独自の視点で自身の歩みやさまざまな思いを語ります。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
こんにちは! 青木志貴です! もう2019年も終わろうとしておりますが、皆様にとってどのような一年だったでしょうか? ボクはこの一年、本当にまた新しい挑戦をたくさんさせていただけた年だったなぁと思います。そんなわけで、今回は前回に引き続き、11月のアイドルマスターシンデレラガールズ名古屋公演の振り返りをしていこうかなと思います! 前回は準備編だったので、今回はLIVEの内容だったりレッスンやゲネのときの感想についてお話しさせていただきます。(全4回、その1)
今回、「青木志貴」として本当にたくさんの挑戦があって、たくさんうれしいことがあったんです。他の人から見れば本当にささいなことなのかもしれないけど、ボクにとってはとてもハードルが高いと感じていた部分に関することもあったりして。だからうれしかったことを忘れたくないなと思って「うれしかったことメモ」をつけてました(笑い)
まず最初に、セットリストをいただいたとき。今回のライブは飛鳥さんの持ち歌を歌わせていただける機会が本当に多かったんです。今までのライブは、他のアイドルさんのソロやユニット曲にご一緒させていただいたりすることが結構あったんですけど、ありがたいことに実は飛鳥さんってたくさんの楽曲を歌わせていただいてまして……。特に今年に入ってからは「未完成の歴史」イベントだったり(曲自体は前にリリースされているものですが、ゲーム内でのイベントは今年の春でした)、アニメ「しんげき」のEDテーマ「MaxBeat」だったり、令和になってからは飛鳥さんの二曲目のソロ「反逆的同一性 -Rebellion Identity-」がリリースされたり、一ノ瀬志希ちゃんとのユニット曲「バベル」だったり……。
こうやって振り返るだけでも飛鳥さんの活躍がたくさん見られました。そしていただいたセットリストが、皆で歌ういわゆる「全体曲」以外だと「未完成の歴史」「反逆的同一性 -Rebellion Identity-」「バベル」「リトルリドル」と、全部飛鳥さんの歌っている歌だったんです。
しかも「リトルリドル」以外が、ライブでは初めて披露する曲。もちろんどのライブもどの楽曲もとても大事だし気合を入れて臨むのですが、初披露という機会は一度しかないので特に大事だと思っています。初披露曲がたくさんあって、持ち歌をたくさんうたわせていただけることになって、とてもわくわくした反面「これは気合を入れてレッスンしないと……」とその時点で気持ちが引き締まりました。
それからライブに向けたダンスレッスンが始まり、シンデレラガールズの一員として皆さんとご一緒させていただくようになって早いものでもう3年以上たつのですが、いまだにボクは人見知りをしています。もちろん慣れて普通にお話できる方もたくさんいらっしゃるのですが、実はライブや収録で一度もお会いしたことのない方もたくさんいて……。今回のライブも初めましての方がいらっしゃったので、レッスンなどでご一緒した際はとにかく緊張したのを覚えています(笑い) というかそもそも昔からボクは女性が複数人いる場が得意ではないというか、慣れていなくて……自分の居場所がないというか、どうして過ごしていたらいいかわからなくなってしまうんですね。それは今回のレッスンのときも同じで、全体曲などのレッスンは大人数でのレッスンになることもあります。10人ぐらい集まってレッスンできる日があって、その時なんてもう何度も話している方がたくさんいるにも関わらず、初対面のときに戻ったかのようなコミュ障っぷりを発揮しました。
レッスンスタジオでみなさん大体同じような場所に固まって座るのですが、あまりにもどうしていたらいいのか分からなくなったボクはひとりだけぽつんと離れた場所に荷物を置いて座ってしまい……。案の定誰とも会話できずスマホとお友達タイム……。しばらくそんな感じでひとりぽつんと過ごしていたのですが、速水奏さん役の飯田友子さんがトコトコとボクのとこに来てくださってセットリストについてとかいろいろ話しかけてくれたんです。
ライブが一年ぶりだったボクはコミュ力がまたゼロに戻ってしまっていたのですが、飯田氏のお陰でようやくちゃんと人と会話ができるようになって(笑い) 飯田氏は本当に気遣いの塊みたいな方で、優しいなあとしみじみ思いました。それから飯田氏とは、レッスンだったりボク個人のニコ生番組「しき友」に出演していただいたりで度々お会いする機会があったのですが、ゲネのときにボクが衣装のブーツで靴ずれしてしまったんです。結構血が出ちゃってたんですけど、ボクは女子力がゼロの人間なので、ばんそうこうなんてものを持ち歩く習慣がなく……。(痛いけどしょうがないなぁ)と思いながらもふと「靴ずれしちゃったんすよねぇ」って飯田氏に話したら、「私ばんそうこうあるよ! とってこようか!」って言って、わざわざゲネのステージから離れた楽屋の方まで戻って絆創膏をとってきてくださって……。さらに優しいのが、「いいんですか?ボクも一緒にいきます」って言ったら「痛いだろうしすぐ戻るから座ってていいよ!」ってひとりでさささっと取ってきてくださったんです。その間ボクはありがたいと思いながらも「絆創膏(ばんそうこう)をねだってしまった感じになって図々しすぎて申し訳ない……」とか「飯田氏にお使いさせてしまった……」とかコミュ障特有のネガティブ脳内自己嫌悪大会を開催してました。
それからボクは6年ぐらい前に一度声帯結節ができてしまい、喉を痛めていて。元々声がめちゃめちゃ大きくて喉の丈夫さだけがとりえみたいな感じだったのに、それからというものちょっとした乾燥なんかですぐ声が枯れたり、喉を痛めやすくなってしまいました。
ゲネ2日目がやはり会場の乾燥などもあって声がガサガサになってしまって、ボク以外にもやはり会場の乾燥で「喉の調子が悪い」と言っている方もチラホラいて……。みんなでそんな話をしていたらまたしても飯田氏が「これ使って!」と、喉にとても良い人間用のCIAO(チャオ)ちゅ~るみたいなものをくださったんです。声優さんがよく使用している人間用ちゅーるですが、ボクは飯田氏にいただいたのが初めてで。飯田氏のお陰でほんとびっくりするぐらい喉が潤って歌いやすくなりました!ボクも今度買おう……。
しかもまた凄(すご)いのが、ゲネだけでなくライブ本番中も「みなさんご自由につかってください」と喉にいい人間用ちゅーるを箱でケータリングスペースに置いてくださって……。(本番もめちゃくちゃ使わせてもらいました)この名古屋公演は飯田氏に助けてもらってばかりで本当に申し訳ないと思いつつ、とてもありがたくてうれしかったです。飯田氏みたいに周りに気を使えるステキな人になりたいなあと思いました。(続く)
◇プロフィル
あおき・しき 1月14日生まれ。162センチ、AB型。「アイドルマスターシンデレラガールズ」の二宮飛鳥役など。声優、タレントと多方面で活動中。ゲーマーとしても「魔王」の愛称を持つコアゲーマー。
「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の鈴木祐斗さんの人気マンガが原作のテレビアニメ「SAKAMOTO DAYS」の第3弾キャストが発表され、花江夏樹さん、八代拓さん、早見沙織さ…
バンダイナムコエンターテインメントが、人気アニメ「ガンダム」シリーズのメタバースプロジェクト「ガンダムメタバース」の第3回期間限定オープンを12月5~9日に実施することが分かった…
故・水木しげるさんのマンガが原作のテレビアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」第6期の劇場版「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」と“真生版”の累計興行収入が30億7000万円を突破したことが分かった。累…
小説投稿サイト「小説家になろう」から生まれた日向夏さんのライトノベルが原作のテレビアニメ「薬屋のひとりごと」の特番「アニメ『薬屋のひとりごと』放送1周年&第2期情報解禁特番」が1…