俳優の大泉洋さんが主演する映画「騙し絵の牙」(吉田大八監督)に、宮沢氷魚さん、池田エライザさん、斎藤工さん、中村倫也さん、佐野史郎さん、リリー・フランキーさん、塚本晋也さん、國村隼さん、木村佳乃さん、小林聡美さん、「我が家」の坪倉由幸さん、和田聰宏(そうこう)さんが出演することが1月15日、分かった。
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宮沢さんはミステリアスでカリスマ性のある新人作家の矢代聖(ひじり)、池田さんは主人公・速水(大泉さん)が編集長を務める大手出版社・薫風社の“お荷物雑誌”「トリニティ」を盛り上げる超人気ファッションモデルの城島咲、中村さんは薫風社の亡くなった社長の息子・伊庭惟高(いば・これたか)、佐野さんは惟高の後見人の常務・宮藤和生、木村さんは文芸誌「小説薫風」編集長で速水と敵対する江波百合子、和田さんは江波の忠実な部下である編集者の三村洋一、坪倉さんは速水を疎ましく思う「トリニティ」副編集長の柴崎真一、斎藤さんは専務の東松(佐藤浩市さん)と手を取る大手外資ファンド代表の郡司一を演じる。
さらに、塚本さんはヒロイン・高野(松岡茉優さん)の父で小さな書店の店主・民生、リリー・フランキーさんは高野が接触する謎の男、小林さんは速水のよき相談相手で文芸評論家の久谷ありさ、國村さんは速水の前に立ちふさがる文学界の大御所作家の二階堂大作に扮(ふん)する。
そのほか、石橋けいさん、森優作さん、後藤剛範さん、中野英樹さん、赤間麻里子さん、山本學さんも出演する。
「騙し絵の牙」は、大泉さんを主人公にあて書きした塩田武士さんの同名小説(KADOKAWA)が原作。「薫風社」で、かねての出版不況に加えて創業一族の社長が急逝、次期社長を巡って権力争いが勃発。専務の東松が大改革を進め、雑誌が次々と廃刊のピンチに陥る中、「トリニティ」の変わり者編集長・速水も無理難題を押し付けられ、窮地に立たされる。一見頼りない速水は、笑顔の裏にとんでもない“牙”を秘めていた。上層部・作家・同僚たちの陰謀が渦巻く中、高野を巻き込んだ速水の奇策とは……という展開。6月19日に公開される。
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