パラサイト 半地下の家族:興収10億円突破 韓国映画として10年ぶりの快挙

映画「パラサイト 半地下の家族」の場面写真(C) 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED
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映画「パラサイト 半地下の家族」の場面写真(C) 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED

 第72回カンヌ国際映画祭で韓国映画初となる最高賞のパルム・ドールを受賞した映画「パラサイト 半地下の家族」(ポン・ジュノ監督)が、日本国内で1月10日から全国で公開され、1月27日までの興行収入が10億円を突破したことが分かった。韓国映画の興収が10億円を超えるのは、2010年に公開された中山美穂さん主演の「サヨナライツカ」(イ・ジェハン監督)以来10年ぶり。製作も主演も韓国人が務めた韓国映画で興収が10億円を突破したのは、2005年のチョン・ウソンさん主演の「私の頭の中の消しゴム」(イ・ジェハン監督)以来15年ぶりの快挙となった。

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 また、公開3週目の1月25、26日の動員数と興収は、前週比120%超えと脅威の記録をたたき出している。配給会社では、最終的な興収は15億円前後になると見ている。

 ポン監督の最新作である「パラサイト 半地下の家族」は、“半地下住宅”に暮らす貧しい一家と“高台の豪邸”で暮らす裕福な一家という相反する二つの家族が出会い、徐々に貧しい一家が裕福な家庭にパラサイトしていく……というストーリー。予想を上回る展開が口コミで広がり、韓国国内では動員数1000万人を突破、フランスでは動員数170万人突破、全米でも昨年の外国映画興行収入第1位、歴代興行収入でも現在第7位と各国で動員記録を塗り替えている。米国の「第92回アカデミー賞」では異例の作品賞ほか6部門でノミネートされ、外国語映画にして史上初の作品賞受賞への期待も高く、さらに注目度が高まっている。

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