橋本マナミ:「主人はグラビアも女優もオーケー」と明かす 「パパがも一度恋をした」でシングルマザー役

ドラマ「パパがも一度恋をした」の第4話にゲスト出演する橋本マナミさん=東海テレビ提供
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ドラマ「パパがも一度恋をした」の第4話にゲスト出演する橋本マナミさん=東海テレビ提供

 女優でタレントの橋本マナミさんが、2月22日に東海テレビ・フジテレビ系「オトナの土ドラ」枠で放送される俳優の小澤征悦さん主演ドラマ「パパがも一度恋をした」(土曜午後11時40分)の第4話にゲスト出演することが2月21日、分かった。橋本さんは、シングルマザーの片瀬ナナ役で出演する。昨年11月に結婚を発表した橋本さんが、今作への意気込みやプライベートについて語った。

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 マンガ誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で阿部潤さんが連載していた同名マンガが原作で、映像化は今回が初めて。愛妻・多恵子が亡くなって以来、ショックで丸3年間引きこもり中の吾郎が主人公。娘のトモですら手を焼くダメパパ吾郎の元に突然現れた不審な中年男の正体は、吾郎を心配するあまり、けなげにもおっさん姿になって生まれ変わってきてくれた妻だった……という展開。

 橋本さんが演じるのは、吾郎(小澤さん)の父タロスケ(麿赤兒さん)のいとこ菊三(大久保鷹さん)の娘の片瀬ナナ役。第4話では、仕事で多忙なナナが海外出張の間、タロスケがナナの娘りの(粟野咲莉ちゃん)を預かることになる。母の不在を淋しがるりののため奔走する吾郎、りのとナナの愛情を見ておっさん多恵子(塚地武雅さん)と自分の絆を再確認していくトモ(福本莉子さん)の姿を描く。

 ――シングルマザー・片瀬ナナ役についてのご感想を。母親役は何度かご経験があるそうですね。

 ドラマ自体はコメディタッチで、皆さんのキャラクターも濃く、笑いも多いのですが、ナナと娘・りのという母娘の物語もしっかり描かれていて、人間ドラマとして良い経験ができました。私自身、将来母親になってもお仕事は続けたいと思っているので、ナナと気持ちが重なってしまい、(とあるシーンでは)涙が止まらなくなってしまうこともありました。

 ――吾郎役、小澤征悦さんの印象を教えてください。

 10年以上前に友人を通じてお会いしたことがありました。そのときはクールでダンディー、そしてジェントルマンな印象でしたので、役とはいえ私の中では全く違うイメージの小澤さんになられていたので少し驚きました(笑い)。昔、お会いしていたからか、とても現場に入りやすかったですし、和やかな雰囲気を作ってくださって、ありがたかったです。

 ――このドラマは、亡くなった妻が夫を心配して、おっさんの姿になってよみがえってきたという設定があります。

 最初に台本を読んだときには、現実にはありえないこととはいえ、吾郎がおっさん多恵子を本物の多恵子だと信じて愛するという、その愛の力がすごいと思ったんです。癖が似ているとうれしいのかもと、私も少し考えたりして(笑い)。吾郎と多恵子のようなラブラブな関係っていいですね、私も見習いたいです。

 ――旦那様が違う人の姿になっても、気付くことができると思いますか?

 主人はずっとボソボソと一人言を言う独特の癖があるので、たぶん私は分かると思います(笑い)。思ったことが言葉に出てしまうタイプの人で、最初は私に話しかけていると思って相づちを打っていたら全部無視されました(笑い)。今はかなり慣れて聞き流しますが、結構変わった癖ですよね!? 一緒に住んでいると、そういうこともだんだん分かってくるものですね。

 ――ご自身、ご結婚されて気持ちに変化はありましたか?

 自分を許すことができるようになりました。今まで仕事を一番に生きてきたので、結婚もしないほうがいいのかな、と思ったこともありました。仕事の邪魔になるものは排除しよう、という気持ちでいたんです。でも、結婚によって新たな扉が開かれたような気もします。今までは自分一人でため込んでいて誰にも言えなかった悩みも、今は主人に話していて、一番身近なところに気軽に話せる人ができたというのはとても良かったです。

 ――結婚される前に、“グラビアオーケー、女優オーケー”という条件を出されたとか?

 グラビアは、やはり私の土台になったものですし、表現をすることが好きなんです。以前、お付き合いをしていた男性からは「グラビアをやめてくれ」と言われることが多く、私自身を全否定されているような気がしてつらい気持ちになることも多くて……。その点、主人は本当にやりたい仕事ならやってもいいと尊重してくれるのでとてもありがたいです。いい理解者ができ、今後の女優業ももっと幅広くやっていきたいと思っています。

 ――逆に旦那様から条件は出されなかったですか。

 相手を気遣って生活しようねとか(笑い)。夜が何かと忙しい私に対して、主人は朝がとても早く、生活リズムが違うんです。なので、私も夜の時間は足音をバタバタ立てないようにし、なるべく静かに過ごしています。こういう気遣いの一つ一つが「一緒に生活する」ということなんでしょうね。

 ――視聴者の皆様にメッセージをお願いします。

 私は第4話のゲストとしての出演ですが、日々の生活の中、「自分にとって何が一番大事なのか?」というメッセージ性のある回になっています。身近にいる人を大事にしたいと感じてもらえたらうれしいですし、私も改めて人を思う気持ちの大切さに気づかせてもらえました。

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