玉木宏:4月期連ドラ「竜の道 二つの顔の復讐者」主演 高橋一生と初共演で双子役

テレビ
4月スタートの連続ドラマ「竜の道 二つの顔の復讐者」に出演する玉木宏さん(左)と高橋一生さん=カンテレ提供

 俳優の玉木宏さんが、4月スタートの連続ドラマ「竜の道 二つの顔の復讐(ふくしゅう)者」(カンテレ・フジテレビ系、火曜午後9時)で主演を務めることが2月27日、明らかになった。俳優の高橋一生さんも出演し、玉木さんと高橋さんが初共演で双子役を演じる。

 ドラマは、2015年に亡くなった白川道さんの未完の小説「竜の道」(幻冬舎)が原作。主人公の竜一、竜二の双子の兄弟は小さな運送会社を営む吉江夫妻に養子として引き取られ、その後、夫妻の間に生まれた妹の美佐と共に、5人家族として仲良く暮らしていた。しかし、竜一と竜二が15歳のとき、事業拡大を進める運送会社社長の霧島源平が両親を死に追いやる。顔も名前も変え、裏社会に身を投じていく竜一と、運送会社を監督する国土交通省のエリート官僚として権力を掌握していく竜二が霧島に復讐していく姿を描くサスペンス。

 ドラマ版は、オリジナルの展開と共に波乱に満ちた竜一と竜二による復讐劇の結末までを描く。脚本は、「クロサギ」シリーズ(TBS系)、映画「人魚の眠る家」(堤幸彦監督、2018年)などの篠崎絵里子さんが担当する。

 竜一は、22歳で竜二とは異なる顔を手に入れてから「斉藤一成」「和田猛」と名前を変え、裏社会でのし上がっていく。玉木さんは、竜二の前で見せる心優しい兄・竜一を含め、“一人三役”のように復讐心を抱く3人の男を演じ分けるという。一方、高橋さんは、エリート官僚として職場で見せるスマートな表の顔とは裏腹に、竜一と同様に激しい復讐心を抱く竜二の二面性を表現する。

 また、玉木さんと高橋さんがドラマの見どころやそれぞれが演じるキャラクターの魅力を語る特報映像も公開された。

 ◇玉木宏さんのコメント

 ――このドラマの企画、そして脚本を読まれたときの印象をお聞かせください。

 非常にダーティーでチャレンジングな作品だなと思いました。それをテレビドラマでできる喜びと期待感があります。登場人物も単純に悪い人たちではなく、根底にある強い思いに突き動かされているというところにすごく魅力を感じています。

 ――高橋一生さんとは初共演で双子の兄弟という設定ですが、どのように芝居を重ねていきたいですか?

 今回、高橋一生さんと、性格の違いはありますが、同じベクトルを向いた双子の兄弟役として共演することはすごく楽しみです。竜一と竜二はそれぞれ違うパートを生きていきながら、最終的なゴールは同じだと思うので、「2人で一つ」ということは頭の中に置きつつ、劇中で「汚いことは俺がやる」といった竜一の言葉があるように、それぞれのやるべきことを全うする意識を持って芝居に臨みたいと思います。具体的には、高橋さんと実際お芝居を合わせてみて、「こう出てくるんだな」ということを体感しながら作り上げていけたらと思います。

 ――演じる竜一について、玉木さん自身はどのような印象を持ちましたか?

 整形をして本来の自分を捨て、別の人生を歩むというのはものすごい覚悟と意志が必要だと思うので、何をするにもすごく躊躇(ちゅうちょ)しない人物なんだろうと想像しています。

 ――本来の竜一だけではなく、その時代ごとに「斉藤一成」や「和田猛」といった役柄も演じます。一人三役のような大変さがあるように思いますが、どう演じていきますか?

 本来の自分を捨てて生きるとはいえ、やはり人間なので、竜二がいることによってブレーキがかかるときもきっと出てくると思います。そういう意味で三役というか、完全に他の人物になり切るときもありつつ、でも少し「本来の竜一」をにおわせるというバランスを探りながら形にしていかなければと思っています。

 ――今作は40代として初の主演作になります。玉木さんにとってどのような作品にしていきたいですか?

 40歳になったからといってそんなに意識的に何も考えはしませんが、今まで積み上げてきたものがまた違う形になって表れるのが40代だと思いますし、このタイミングでこの作品に出合えたことは幸先がいいなと思っています。共演者やスタッフの皆さんとより良いものにして、地上波でもこんな刺激的なドラマを作ることができるんだと再認識してもらえる作品にできたらと思います。

 ――視聴者にメッセージをお願いします。

 ある意味、誇張されたドラマの世界ではありますが、根底にある気持ちはきっと共感していただけると思うので、僕たち兄弟を応援するような気持ちで見届けていただけたらと思います。

 ◇高橋一生さんのコメント

 ――このドラマの企画、そして脚本を読まれたときの印象をお聞かせください。

 過去が深く関わってくる物語で、現在とのつながりに重点を置いたお芝居になるのがとても楽しみです。復讐をしていこうとすると、ネガティブなものがどんどん生まれてくるのは、ある種の理(ことわり)だと思いますが、それを引きずりながら目的に向かって突き進む2人の姿が魅力的に映りました。まずは「恨みでしか成就できない何か」を信じてしまっている竜一と竜二の気持ちをしっかりと理解していかなくてはいけないと思っています。

 ――裏社会を行く竜一とは異なり、表の道を行く竜二にどのような印象を持ちましたか?

 ある意味、狂気を感じる竜一に対して、竜二はまだ越えてはいけない一線がある人物です。台本を読んで、双子であっても根本で何かが決定的にすれ違ってしまっている2人なのかもしれないと僕は感じました。それは復讐への熱量の差なのか何なのか、いつも気持ちを張り巡らせていきたいと思います。

 ――玉木宏さんとは初共演で双子の兄弟という設定ですが、どのように芝居を重ねていきたいですか?

 今回、初めて玉木さんにお会いしましたが、その際に自分が感じた玉木さんの動きや話し方といった居ずまいを、お芝居に生かしていきたいと思います。また、竜一と竜二で、まるで自分を投影するかのように妹の美佐に対する「家族として愛するとはどういうことなのか?」といった考えの違いがあります。それが2人のお芝居を通してはっきり分かってくると面白いなと思います。

 ――視聴者にメッセージをお願いします。

 受け取った物語を自分ができる限りお芝居としてお返ししていくというのが大前提ですが、僕自身、復讐の果てに何があるのかまだ見当もつきません。愛憎だけではなく、とてつもない代償を払うのか? そういった結末を見てくださった方がそれぞれ感じていただくことがメッセージになると思います。個人的にはハッピーエンドになるといいんですけれど(笑い)。

 ◇米田孝プロデューサーのコメント

 強い者が弱い者を犠牲にし、さらに強くなる。そんなことがまかり通ってしまったら、この世の中はどれほど息苦しく、殺伐としたものになってしまうでしょうか? この作品の面白さは、善と悪が、グチャグチャに入り乱れるところ。誰でも正しく生きていたいと願うけれど、それだけでは勝てないし、必ずしも幸せにはなれない。むしろ、ずるい悪人から、その幸せを簡単に奪われてしまうかもしれない。じゃあ自分も悪になって、そいつに仕返しを……。こんな連鎖の中に陥ってしまった双子の運命を描きます。

 兄・竜一を主演の玉木宏さん、弟・竜二を高橋一生さん。多面性がある主人公たちの魅力を無限大に引き出してくれる、これ以上ないお二人がそろいました。2人の“竜”がどんな生きざまを見せてくれるのか、私自身も楽しみで仕方ありません。策略と欲望渦巻くスリリングな展開の奥に潜んだ、登場人物たちの純粋な愛情や、それぞれ抱える切ない思いが、この作品の何よりの魅力です。人生をかけるほどの憎しみ、何を犠牲にしてでも守りたいと願う愛情……。人間の強い思いに突き動かされた物語を、毎週、あっという間に見ていただけるエンターテインメントに仕立ててお届けします! ご期待ください!

 ◇水野綾子プロデューサーのコメント

 私自身、白川道先生の作品が好きで「竜の道」もその一つでしたが、「未完の作品をドラマ化する」という発想はそもそもありませんでした。しかし、結末まで描かれていないがゆえにさまざまな想像をすることができ、その中でも原作にない「ある設定」(今はまだ明かせません)を加えることを思いついたことがきっかけとなり、「ドラマ化できる!」と確信しました。また、企画を快諾していただいた、幻冬舎で白川先生の編集担当を長年務めてこられた有馬大樹さんの「この作品がドラマ化されることが白川さんへの供養になると思います」というお言葉も後押しとなりました。そして、玉木宏さんと高橋一生さんという本当に魅力的で、かねて作品でご一緒したいと思っていたお二人にご参加いただくことで、ついにドラマ化が実現しました。

 脚本を作っていく中で、常にお二人が演じられることを想像していましたが、実際にお二人とお会いし、そして目の前で並んでいる姿を見て、本当に壮絶で面白い作品ができそうだと感じています。原作の面白さ、ハードさをベースにしつつ、連続ドラマならではの「次週が楽しみ」な作品になればと思っています。ぜひ、ご期待いただければと思います。

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