テセウスの船:“黒幕”は誰だ! “校長”笹野高史? “大人みきお”も…

連続ドラマ「テセウスの船」の出演者たち この中に“黒幕”が? (C)TBS
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連続ドラマ「テセウスの船」の出演者たち この中に“黒幕”が? (C)TBS

 平均視聴率が3週連続で番組最高を更新し続けている俳優の竹内涼真さん主演の連続ドラマ「テセウスの船」(TBS系、日曜午後9時)。主人公の田村心(竹内さん)が31年前にタイムスリップし、父で警察官の佐野文吾(鈴木亮平さん)が逮捕された「音臼小無差別殺人事件」の謎を追うストーリーが展開され、6話で事件の犯人が加藤みきお(安藤政信さん、柴崎楓雅さん)だったことが判明。しかし、7話でみきおのほかに“黒幕”がいることが分かり、SNSでは“黒幕”が誰なのか、考察が盛り上がっている。

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 ◇音臼小の校長・石坂秀夫が浮上

 SNSでは、音臼小の校長・石坂秀夫(笹野高史さん)が共犯者に浮上している。「絵が趣味」という石坂が、たびたび鉛筆を削るシーンがあるほか、劇中に登場する奇妙な絵は鉛筆描きのように見え、実に怪しい。また、視聴者からは、校長室に置かれていた人形と、6話のラストでみきお少年のワープロの奥に置かれた人形が似ていると指摘する声も上がっている。ただ一方で、金丸茂雄(ユースケ・サンタマリアさん)が崖から転落する前、「こっちか」という口調で会話をしていたシーンがあり、「年上の人と会話するときにこういう口調になるのか」と疑問視する声もある。

 ◇“大人みきお”を指摘する視聴者も

 心がタイムスリップし過去を変えたことで、「音臼小無差別殺人事件」は当初の「青酸カリが入ったオレンジジュース」ではなく「青酸カリが入ったはっと汁」を飲んで死者が出たことになった。6話で木村さつき(麻生祐未さん)は毒入りのオレンジジュースで殺され、再び過去に戻った心の病室には“謎のオレンジジュース”が置かれていた。劇中で、このオレンジジュースについては特に触れられなかったが、過去と現代でオレンジジュースが事件に絡んでいるのを知っているのは“大人みきお”(安藤さん)だと考察している視聴者もいる。

 みきおは心を襲った際に「先生のせいで死ななくていい人間が2人も死んじゃった。母さん(さつき、麻生さん)に田中正志(せいやさん)」と明かしている。SNSでは、6話のラストで、心と一緒に“大人みきお”もタイムスリップして“少年みきお”に協力しているのでは……と考えている視聴者もいるようだ。

 ◇「村人、全員」説も

 現代で殺害された正志。正志の父で音臼村の名士だった義男は、火事が原因で亡くなるはずだったが、タイムスリップした心によって命拾い。しかし、7話で“少年みきお”によって毒殺されてしまった。一度、助かった義男が再び命を狙われたことに、視聴者からは「なんらかの理由で義男が邪魔だったのでは……」という声も上がっている。

 SNSでは「村人全員共犯なんじゃないか」「明音ちゃんも怪しい」といった声も。第8話の予告映像では、村から出て行った和子(榮倉奈々さん)が運転する車の前に、野菜が入ったケースが置かれているシーンが収められている。数箱のケースが置かれていることから、視聴者からは「子供一人では置けない量」と指摘し、村人が協力しているのではないかと推理している声もある。

 お楽しみ会の中止をうながす文吾に必死に抵抗する姿を見せた井沢健次(六平直政さん)、軽トラックの荷台に大量の除草剤を積んでいた徳本卓也(今野浩喜さん)も怪しい。共犯者が一体誰なのか、考察が激化している。

 原作は、マンガ誌「モーニング」(講談社)で連載された東元俊哉さんの同名マンガだが、先日行われたイベントで、原作の東元さんが手紙で「原作と犯人が違うと聞いている」と衝撃の事実を明かしている。そして、ドラマの渡辺良介プロデューサーは「真犯人はすでに、出ています……」とコメントしている。

 8話(3月8日放送)では、大量毒殺事件当日、心と文吾が、お楽しみ会に現れた“少年みきお”を監視しようとするが、“少年みきお”に翻弄(ほんろう)されてしまう。ついに事件が起きる昼食の時間を迎えてしまい、毒が入れられているかもしれない最悪の状況の中、心は事件を阻止するため、ある行動に出る……というストーリー。9話(同15日放送)からは、文吾と過去に因縁があり、心と文吾の敵となる宮城県警監察官室の馬淵(小籔千豊さん)が登場。心と文吾は事件を阻止できるのか、犯人の狙いは……。どんなストーリーが展開されていくのか、まだまだ目が離せない。

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