アリバイ崩し承ります:テレ朝深夜の“男女凸凹バディー”ミステリーは鉄板? 浜辺美波&安田顕のやりとりが話題

連続ドラマ「アリバイ崩し承ります」でバディーを組む浜辺美波さん(右)と安田顕さん=テレビ朝日提供
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連続ドラマ「アリバイ崩し承ります」でバディーを組む浜辺美波さん(右)と安田顕さん=テレビ朝日提供

 女優の浜辺美波さん主演の連続ドラマ「アリバイ崩し承ります」(テレビ朝日系、土曜午後11時15分)で、浜辺さんが演じる1回5000円で“アリバイ崩しを承る”、時計店の若き店主・美谷時乃と、安田顕さん扮(ふん)する左遷された警察キャリア・察時美幸の“男女凸凹バディー”ぶりが評判だ。視聴者から「浜辺美波と安田顕のコンビがすごくいい」「安田顕さんとのコンビが面白い」と話題になっている。

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 ドラマは、「2019本格ミステリ・ベスト10」で1位に輝いた大山誠一郎さんの同名小説(実業之日本社)が原作。祖父の跡を継いで時計店を営む主人公が、“時計店で働く者こそ、時間にまつわるアリバイ崩しに適任”という信念で、時計修理と並行して事件の真相を解明するミステリー作品。

 初回では、自身のプライドが高いゆえに、なかなか時乃にアリバイ崩しを依頼できなかったばかりではなく、事件の詳細すら話さなかった察時だが、回を重ねるにつれ態度が軟化。事件解決に詰まると、すぐに相談するようになった。切れ者の時乃を演じる浜辺さんと、堅物でありながらもどこか間抜けな察時を演じる安田さんのチグハグ感がユーモラスで、くすりと笑える。

 また、ドラマのオリジナルキャラクターで、ボンボン刑事・渡海雄馬(成田凌さん)も見逃せない。時乃に思いを寄せる一方、察時には何かと突っかかっていく二面性や、時折見せる変顔、時乃に翻弄(ほんろう)されて空回りする様子が、いいスパイスになっている。

 テレビ朝日の深夜枠で放送されたミステリードラマで、男女の“凸凹バディー”といえば、仲間由紀恵さんと阿部寛さんの「トリック」シリーズ、オダギリジョーさんと麻生久美子さんの「時効警察」シリーズが有名だ。いずれもシリーズ化されており、「トリック」は連続ドラマが3シーズン、スペシャルドラマが3本、映画が4本製作された。また「時効警察」は昨年、12年ぶりに連続ドラマが復活したことは、記憶に新しい。

 令和版の男女凸凹バディーをユニークに描いた本作。ドラマは佳境に迫っているが、今後のシリーズ化にも期待したい。

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