海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
女優の松本まりかさんが、玉木宏さん主演で4月14日にスタートする連続ドラマ「竜の道 二つの顔の復讐(ふくしゅう)者」(カンテレ・フジテレビ系、火曜午後9時)に出演することが3月17日、分かった。松本さんは、竜一(玉木さん)と竜二(高橋一生さん)の宿敵である運送会社社長・霧島源平(遠藤憲一さん)の娘で、周囲に対して尊大な態度を取る霧島まゆみを演じる。松本さんいわく、まゆみは「言葉も態度も超ド級」な超強気な社長令嬢にして相当な悪女」になるという。物語では、竜二が復讐のためにまゆみに近づき、2人の“仕組まれた恋”が描かれる。
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また、奈緒さん、今野浩喜さん、渡辺邦斗さんの出演も発表された。奈緒さんは竜一が携わるグレーな仕事をサポートするITのプロの遠山凛子、今野さんは竜一が出会う人当たりが良くお調子者の砂川林太郎、渡辺さんは源平の秘書を務める大友由伸役で出演する。
ドラマは、2015年に亡くなった白川道さんの未完の小説「竜の道」(幻冬舎)が原作。主人公の竜一、竜二の双子の兄弟は小さな運送会社を営む吉江夫妻に養子として引き取られ、その後、夫妻の間に生まれた妹の美佐と共に、5人家族として仲良く暮らしていた。しかし、竜一と竜二が15歳のとき、事業拡大を進める運送会社社長の霧島が両親を死に追いやる。顔も名前も変え、裏社会に身を投じていく竜一と、運送会社を監督する国土交通省のエリート官僚として権力を掌握していく竜二が霧島に復讐していく姿を描くサスペンス。松本穂香さんが美佐を演じる。
ーー作品・脚本を読んだ際の印象や、松本さんが考える見どころを教えてください。
2人の復讐劇によってもたらされるさまざまな登場人物たちの“人生の転機”が深く描かれていて、それぞれの登場人物たちの、そのかけがえのない瞬間を、人生における宝を獲得していく瞬間を目の当たりにできる作品です。
ーーご自身が演じられるまゆみの印象と、どう演じていきたいかを教えてください。
超強気な社長令嬢にして相当な悪女。ほぼ確実にそう映るでしょう。言葉も態度も超ド級ですから。そんな彼女への理解に悩みに悩み、ようやくまゆみの本性を発見した時の、あの雷に打たれたような衝撃。目からうろこでした。なんという金脈が埋まっていたのかと。それは私自身生きる上でも大事な気づきでした。皆様にも私が体験したような驚きをお届けできればいいのですが……。私はこのまゆみという女性を完遂したい。こんなにも大きな宝と興奮をもたらしてくれたこの悪女の本性に、皆さまの心がザワッとしてくだされば本望です。
ーー撮影に向けて楽しみな点や意気込みをお聞かせください。
私が演じるまゆみは、高橋一生さん演じる竜二と深く深く絡んでいく役です。竜二と出会ったことで運命が動き出し、彼からたくさんの影響を受け、まゆみが一体どんなふうになっていくのか。竜二に出会うまで気づかなかったことを、彼は与えてしまう。その関係性は、とても緻密で繊細で、何よりも非常に強い“やりとり”となっていくと思います。
そして遠藤憲一さんと斉藤由貴さん、細田善彦さんと作る復讐対象の霧島家。すべてを持っているのに、大切なものは何も持っていない。強固でもろい一触即発な“家族”を作れること、とてもとても楽しみにしています。
ーー作品・脚本を読んだ際の印象や、奈緒さんが考える見どころを教えてください。
「復讐(ふくしゅう)」というとても強い目標に向かう竜一と竜二がどこにたどり着くのか、目が離せない作品だと思いました。そしてこれから、「2人の過去を知らない人」「過去を知る人」が入り交じって起きる変化も楽しみです。
ーーご自身が演じられる凛子の印象と共に、撮影に向けて楽しみな点や意気込みをお聞かせください。
作中で描かれるかは分かりませんが、凛子さん自身とても謎めいたおもしろい女性だと思います。竜一さんとの関係を大切にしながらそばにいたいです。今野さん演じる砂川さんとの掛け合いもとても楽しみです! 砂川さんとのシーンは、クスッと視聴者の皆さんのおはしが休まる瞬間になったらいいなと思います。
ーー作品・脚本を読んだ際の印象や、今野さんが考える見どころを教えてください。
脚本の印象というか、こんなに撮影に入る前から脚本がそろってるドラマは珍しいと思います。これは脚本に関わった方々が時間をかけて会議を重ねて準備した証しであって、放送と撮影に追われてその場しのぎの展開でお茶を濁すのではなく、最終話の最後の最後までを見据えたしっかり筋の通った物語になるのではないかと、出る側でありながら期待しています。
ーーご自身が演じられる砂川の印象と共に、撮影に向けて楽しみな点や意気込みをお聞かせください。
砂川の印象は一見弱々しい人間っぽいのですが、結構ピンチの場面でも自分の意見をなんだかんだしっかり言うし、正義感が強く自分にウソをつかないやつだなあと思います。勇気がある。視聴者の方には関係のないことですが、原作の白川さんが「ふざけんな」と思わないような取り組みをしていきたいと思います。
ーー作品・脚本を読んだ際の印象や、渡辺さんが考える見どころを教えてください。
それぞれの登場人物が綱渡りのような緊張感とスリリングな中に生きている脚本なので、展開がとても気になります。毎回、復讐する側とされる側の攻防が繰り広げられるのですが、相手をやり込めるためにかなり際どい手を使い攻撃を仕掛け、それをさらに上回る予想できない方法で攻撃を回避していく、それがこの作品の見どころの一つです。
ーーご自身が演じられる大友の印象と共に、撮影に向けて楽しみな点や意気込みをお聞かせください。
大友に最初に抱いた印象は「二面性」でした。その部分を最大限に生かし、「裏がありそうで一番嫌なタイプ」と言われるキャラクターになっていけたらと思います。何より、遠藤憲一さんと共演させていただくことが非常に楽しみです。源平の迫力をビシビシと感じながらの撮影になると思うので、その緊張感を感じていただけるように、全力で秘書・大友をやらせていただきます。ぜひ、ご覧ください!
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