100年ドラえもん:ドラえもん誕生の100年先に残る豪華愛蔵版 装丁、印刷、製本、用紙にこだわり

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てんとう虫コミックス「ドラえもん」の豪華愛蔵版「100年ドラえもん」

 藤子・F・不二雄さんの人気マンガ「ドラえもん」(小学館)のてんとう虫コミックス全45巻の豪華愛蔵版セット「100年ドラえもん」(7万7000円、12月1日発売)の予約が3月28日にスタートする。マンガ「ドラえもん」の誕生から50周年を記念した企画。2112年9月3日、未来のネコ型ロボット・ドラえもんが誕生する「100年先の22世紀まで『ドラえもん』を届けたい」がコンセプトだ。3月27日に発表会が行われ、購入者限定で販売される「どこでもドア型本棚」がお披露目された。

 小学館のドラえもんルームの徳山雅記編集長は「100年ドラえもん」について、「のび太の孫の孫のセワシは、100年後の未来からやって来る。そのため、『ドラえもん』ファンは、100年後の未来を想像して読んできた人が多いのではないか。ドラえもんがいる時代に、私たちが読んでいる『ドラえもん』を届けたい。『ドラえもん』には、100年たっても変わらない、古典としてのよさがある。100年後の子供たちにも読んでもらえたらという夢を込めた」と思いを語った。

 「100年ドラえもん」は、装丁、印刷、製本、用紙など仕様に徹底的にこだわった永久保存版だ。全45巻がハードカバー、布クロス装となっている。布へのプリントは、インクが定着しやすく発色もよいシルクスクリーン方式を採用し、背表紙のタイトルロゴ、巻数、てんとう虫マーク、表紙の巻数は金の箔(はく)押しを施した。箔押しは、ドラえもんの鈴の色である金を意識したという。本の上部は紙への湿気やホコリをガードする天金という仕様で、製本には強度が強いかがり綴(と)じを採用。かがり綴じは、ページが喉元まで開くのが特徴で、見開き始まりのエピソードが多い「ドラえもん」をより楽しめるようになっている。

 装丁は、「小説『映画ドラえもん のび太の月面探査記』」(同)なども手がけたブックデザイナーの名久井直子さんが担当した。名久井さんは、「残したいという思いから布クロス装を選んだ。長く読んでもらうことで味も出てくる」と説明した。

 収録される原稿は、オリジナル原稿からスキャンした最新データによるリマスター版で、印刷の出力線数を、てんとう虫コミックスの133線から150線にした。出力線数を増やすことにで、より原画のペンタッチを再現できるという。インクは、高濃度、高漆黒度の墨インキであるサタンブラックを採用。紙は、5種の上質紙の中から紫外線照射実験をして最も日焼けなどの経験劣化が少ないオペラクリアマックスを選ぶなどこだわり抜いた。

 徳山編集長は、印刷について「ドラえもんの縦線は、手描き。ヒゲの部分は、藤子・F・不二雄先生が、筆の終わりに力を抜いて、細く描かれている。先生の線をより味わっていただける」とアピールした。

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 購入特典もそろえた。別巻として「藤子・F・不二雄」に未収録の原画を含め扉絵やカットを発表当時のオリジナルカラーで収録した「厳選カラー“幻”画集『ドラ絵もん』」、ひみつ道具やキャラクターから登場巻を引くことができる「完全索引別巻『引くえもん』」、昨年11月に発売され話題となった「ドラえもん」0巻の豪華装丁版という3冊が付く。

 110×110センチの「超大型タイムふろしき」も特典となる。購入をすると、超大型タイムふろしきに包まれた状態で本が届けられる。てんとう虫コミックス第40巻「タイム・ルーム 昔のカキの物語」の一場面を再現したフィギュアも特典になる。ドラえもんとのび太が爆笑しながら、コミックス40巻を読んでいる姿を立体化した。

 特典も含めて「ドラえもん」の世界観にじっくり浸ることができる「100年ドラえもん」。徳山編集長は「てんとう虫コミックス『ドラえもん』は、藤子・F・不二雄先生が自ら選び、掲載順も考え、加筆修正したベストセレクション。全45巻を通して読むと、のび太の成長が分かる。『ドラえもん』は“のび太サーガ”であることを感じてほしい」と力を込めた。

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