豊川悦司:日本版リメーク「逃亡者」で渡辺謙を追い詰める刑事に 3度目共演も「すごく刺激に」

テレビ朝日開局60周年記念ドラマスペシャル「逃亡者」のビジュアル=テレビ朝日提供
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テレビ朝日開局60周年記念ドラマスペシャル「逃亡者」のビジュアル=テレビ朝日提供

 1960年代にテレビシリーズが放送され、ハリソン・フォードさん主演の映画もヒットした「逃亡者」を、俳優の渡辺謙さん主演でリメークした「ドラマスペシャル『逃亡者』」(テレビ朝日系)に、俳優の豊川悦司さんが出演することが4月6日、明らかになった。豊川さんは、妻殺害の容疑をかけられた主人公・加倉井一樹(渡辺さん)を追い詰める非情な刑事、保坂正巳を演じる。ドラマのメインビジュアルも公開された。

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 豊川さんは、大先輩という渡辺さんとの共演は3度目で、「今回が一番がっつり芝居させてもらったんじゃないかと思います」とコメント。昨年、ハリウッド映画「ミッドウェー(原題:MIDWAY)」に参加した豊川さんは「自分が経験したことで、改めて謙さんは20年近くも世界で仕事を続けてこられたんだな……とそのスゴさを考えるチャンスをもらいました」と告白した。

 今回の共演について「改めて思ったのは、謙さんはとても真面目な方で、自分の役だけでなく全体を考えている、ということ。“このシーンはこう解釈できるけど、君はどう思う?”と、監督や共演者とのディスカッションを多く重ねるんです。謙さんのおかげで僕自身も新たな発見があり、そういう“渡辺謙スタイル”に触れられてすごく刺激になりました」と振り返った。

 そんな豊川さん演じる保坂正巳に追われる“逃亡者”を演じる渡辺さんは、「自分を追い詰めてくる豊川さんのプレッシャーをずっと背中に感じながら演じていました。孤独感や不信感を背負って迫ってくるのが、ひしひしと伝わってきました」と明かした。「彼は、僕にはないクールさを持っているんですよね。階段のシーンを撮影していたとき、追われる側の僕はガニ股で必死にガーッと下りていたのですが、後ろを振り返ると、彼が拳銃を手にカッコよく下りてくるんですよ。いやあ、クールだなあって感心しました(笑い)」と、豊川さんの魅力を語った。

 「逃亡者」は、妻を殺した容疑をかけられた医師が、無実を証明するべく逃走劇を繰り広げる姿を描くサスペンス。1993年にはフォードさん主演で映画化され、保安官を演じたトミー・リー・ジョーンズさんがアカデミー賞助演男優賞を受賞した。

 日本版リメークは、現在の日本を舞台にストーリーを再構築。ある夜、エリート外科医の加倉井一樹(渡辺さん)の妻が惨殺される事件が起こる。現場に居合わせた加倉井は義手の男が犯人だと訴えるも、逮捕起訴され裁判で死刑判決が下される。しかし、護送車が事故に遭遇し、加倉井は無実を証明するために逃亡する……という展開。テレビ朝日開局60周年記念ドラマスペシャルとして、2020年に2夜連続放送。

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