俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第12回「十兵衛の嫁」が4月5日に放送され、斎藤道三(本木雅弘さん)が暗殺されそうになるシーンが登場した。
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襲ったのは、道三をよく思わない美濃の守護・土岐頼芸(尾美としのりさん)からの頂き物とされる自慢の「鷹(たか)」。爪に塗られていた毒により、身をていして道三をかばった近習(きんじゅ)は命を落とした。自分が襲われたことが信じられない様子の道三は怒り狂い、息子の高政(伊藤英明さん)や、城に呼び出された光秀(長谷川さん)らの前で頼芸を「もはや守護とは思わぬ、ただの鷹好きのたわけじゃ」と言い放ち、「土岐様と一戦交えるまでじゃ」と宣言した。
かつて娘婿(むすめむこ)の土岐頼純(矢野聖人さん)を、緑茶で毒殺していた道三。役を演じる本木さんがCMキャラクターを務める緑茶飲料「伊右衛門」(サントリー)に引っかけ、「毒入り伊右衛門」などと盛り上がりを見せたことから、今回は「鷹」の字の入った緑茶飲料「綾鷹」(日本コカ・コーラ)に結びつけ、毒殺合戦を「伊右衛門VS綾鷹」と表現する視聴者が次々と出現。SNS上では「綾鷹が伊右衛門を襲った」「伊右衛門の毒殺からの綾鷹の逆襲」「伊右衛門VS綾鷹www」「伊右衛門vs綾鷹マジで草」「伊右衛門vs綾鷹って誰がうまいこと言えとw」「パワーワード誕生やん」といった声が上がっていた。
「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。若いころ、下克上の代名詞・美濃の斎藤道三を主君として勇猛果敢に戦場を駆け抜けると、その教えを胸に、やがて織田信長のもとで、多くの群雄と天下を巡って争う智将・明智光秀が主人公。ドラマでは謎めいた光秀の前半生に光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く、エネルギッシュな群像劇となっている。
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