林遣都&小松菜奈:初共演でラブストーリー 映画「恋する寄生虫」W主演 三秋縋の小説が原案

映画「恋する寄生虫」でダブル主演する林遣都さん(左)と小松菜奈さん(C)2021「恋する寄生虫」製作委員会
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映画「恋する寄生虫」でダブル主演する林遣都さん(左)と小松菜奈さん(C)2021「恋する寄生虫」製作委員会

 俳優の林遣都さんと女優の小松菜奈さんが、映画「恋する寄生虫」でダブル主演を務めることが4月8日、分かった。作家・三秋縋さんの小説を原案とした映画で、林さんと小松さんは本作で初共演。2021年に公開される。

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 映画は、10万部を突破した同名小説(KADOKAWA)が原案。心の痛みを抱えた孤独な若者の切ない恋愛を描く。極度の潔癖症から誰とも人間関係を築けずに孤独に過ごす青年・高坂(林さん)は、視線恐怖症で不登校の少女・佐薙(小松さん)の面倒を見ることに。露悪的な態度をとる佐薙にうんざりしていた高坂だが、それが自分の弱さを隠すためだと気付き共感を抱くようになる。クリスマスに手をつないで歩くことを目標にリハビリを始めた2人はやがてひかれ合い、初めての恋に落ちていくが……というストーリー。

 監督はCMやミュージックビデオを中心に活躍する柿本ケンサクさん、脚本は「長い散歩」(2006)、「眉山-びざん-」(2007)、「トワイライト ささらさや」(2014)などの山室有紀子さんが担当する。

 ◇林遣都さんのコメント

 「恋する寄生虫」は普通の恋愛映画ではないファンタジックな要素もありつつ、軸として描かれるのは人の心の変化です。人生に行き詰まっていた人間が、誰かと出会って感じたことがない喜びを味わい、思いがけないところにたどり着く。この映画も、誰も想像できない世界が広がっている新しいラブストーリーになっていると思います。

 物語は高坂と佐薙の2人の関係性をメインに進んでいきますが、さらに内容や設定にも一癖あり難しい役柄です。毎回想像を超えるアイデアをくださった柿本監督に出会えたこと、そして小松さんとお互いの心を通わせながら気持ちをぶつけ合いお芝居できた撮影の日々はとても印象深いものとなりました。きっと今まで見たことのない恋愛映画になっていると思うので、見ていただける皆さんには登場人物それぞれの感情の変化を想像しながら楽しんでいただければうれしいです。

 世の中がいつ抜け出せるか分からない大変な危機に瀕していますが、細心の注意を払い、一刻も早く穏やかな日常が再び訪れることを心から祈っています。

 ◇小松菜奈さんのコメント

 “寄生虫”がキーワードになるラブストーリーという今までにないユニークな作品で、柿本監督と林さんとこの作品でご一緒できたことは非常に光栄でした。社会になじめない不器用な2人の恋愛は初々しく新鮮で、佐薙ひじりを演じる日々はとてもいとおしい時間でした。視線恐怖症に苦しむ繊細なキャラクターである佐薙ひじりを演じる上で、迷いや不安もありましたが、撮影が進んでいく中で彼女を理解していき、最後には素直に感情をぶつけられたと思います。

 林さんの現場に挑む姿勢は勉強になることばかりでした。演じる役や作品に対する姿勢やアプローチがとてもカッコよく、そしてセリフや演技について相談すると倍にしてアドバイスを返してくれました。今回ご一緒できてとてもうれしかったです。すてきな物語に柿本監督の個性が交ざり合い、きっとこれまでにない新しい作品になっていると思います。

 今や明日何が起こるか分からない不安定な状況が続いていますが、一日も早く世の中に明るい光が差すことを心より願っています。

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