久保田紗友:「M 愛すべき人がいて」アユへの嫌がらせが話題 実は朝ドラ女優

(C)テレビ朝日/AbemaTV,Inc.
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  歌手の安斉かれんさん、俳優の三浦翔平さんダブル主演の連続ドラマ「M 愛すべき人がいて」(テレビ朝日系、土曜午後11時15分/ABEMAで全話独占配信)で、アユ(安斉さん)に嫌がらせを繰り返す玉木理沙を好演する久保田紗友さん。これまでも朝ドラや数々の話題作で印象的な役を次々と演じてきた気鋭の女優だ。

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 久保田さんは2000年1月18日生まれ、北海道出身の20歳。「三人のクボタサユ」(2013年)、「被爆70年特集ドラマ・赤レンガ」(2015年)、「インディゴの恋人」「喧騒の街、静かな海」「運命に、似た恋」(いずれも2016年)とNHK制作のドラマに次々と起用され、2016~2017年に放送されたNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「べっぴんさん」では、ジャズ喫茶で働く大人びた少女・山本五月(さつき)役で出演し、知名度を高めた。

 その後も「過保護のカホコ」(日本テレビ系、2017年)では悩みを抱えるチェリスト、「この世界の片隅に」(TBS系、2018年)では主人公のしっかり者の妹など重要な役どころで話題作に出演。今年2月から放送された連続ドラマ「鈍色(にびいろ)の箱の中で」(テレビ朝日系)では主演を務めた、今注目の若手女優だ。

 そんな久保田さんが「M 愛すべき人がいて」で演じる理沙は、アユが東京でできた初めての友達。理沙も歌手を目指しているが、当初はアユを応援していた。ところが第2話(4月25日)で態度を一変。“昼ドラ”のような壮絶な嫌がらせを繰り返し、視聴者の注目を集めた。

 アユと理沙が参加したガールズグループのメンバーを決めるための合宿で、眼帯姿の謎めいた秘書・姫野礼香(田中みな実さん)から「このままでいいんですか? しつこいですよ、ゴキブリみたいに」とそそのかされたことをきっかけに、アユに足をかけて転ばせる、靴の中に画びょうを入れる、ダンスレッスン中に体を当てる、さらに浴場の床タイルに石けんを塗りたくり、アユを転倒させて肩を脱臼させるなど、嫌がらせメンバーの中心となった。

 5月2日に放送された第3話では、ダンサーの西谷真理(傳彩夏さん)と共に、作詞中のアユを「あなたのセンス、マイナス200点」とののしってノートを破る、ジュースをかけるなど嫌がらせをエスカレート。さらに、ガールズグループのプロデューサーの流川翔(白濱亜嵐さん)と寝るなど大胆な行動をとり、反響を呼んだ。

 美しいロングヘアと、意志の強さを感じさせるまなざしが印象的な久保田さん。これまで芯の強い役どころを数多く演じてきた。しかし、本作の理沙役ではこれまでとは一変、気合の入った悪役っぷりを見事に演じており、存在感とともに引き出しの多さを見せつけている。ヒット作に欠かせないのは個性的な悪役の存在だが、久保田さん演じる理沙もその期待に応えているといえるだろう。4話の予告編にも登場しており、さらなる暴れっぷりに期待したい。 

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