中村ゆりか:朝ドラ「まれ」から5年… “ドロキュン”ドラマで悪女役 脱・優等生でブレークの予感

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連続ドラマ「ギルティ~この恋は罪ですか?~」で及川瑠衣を演じている中村ゆりかさん=読売テレビ提供

 女優の新川優愛さん主演で4月にスタートし、現在は3週にわたって特別編が放送中の連続ドラマ「ギルティ~この恋は罪ですか?~」(読売テレビ・日本テレビ系、木曜午後11時59分)。裏切りや略奪などといった美男美女の危険な恋を描く、いわゆる“ドロキュン”ドラマにおいて、欠かせないスパイスとなっているのが、中村ゆりかさんが演じている及川瑠衣だ。瑠衣は確信犯的悪女キャラ。どこか受動的な役のイメージのあった中村さんも、二面性のある能動タイプの瑠衣を熱演し、物語を盛り上げてきた。濃厚なラブシーンもいとわない脱・優等生な活躍で、ブレークの予感を漂わせている。

 ◇「まれ」横浜編で話題に 実写「賭ケグルイ」でも存在感を示し…

 中村さんは1997年3月4日生まれ、神奈川県出身の23歳。中学生の時にスカウトされ、2011年に女優デビューした。2014年には、竹野内豊さん主演の映画「ニシノユキヒコの恋と冒険」、天童荒太さんのベストセラー小説が原作の連続ドラマ「家族狩り」(TBS系)、人気マンガを実写化した連続ドラマ「地獄先生ぬ~べ~」(日本テレビ系)と話題作に次々と出演。「ニシノユキヒコの恋と冒険」では、竹野内さん演じる希代のモテ男・ニシノユキヒコを取り巻く女性の一人として、尾野真千子さん、本田翼さん、成海璃子さんらとともにキャストに名を連ね、物語の重要なカギを握る15歳の少女・みなみを演じた。また「家族狩り」では、表向きは優等生ながら、リストカットや援助交際に走るなど心に闇を持つ女子高生・芳沢亜衣を演じ切った。

 知名度がぐっと高まったのが翌2015年。土屋太鳳さんが主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「まれ」への出演がきっかけ。小日向文世さん演じる池畑大悟の娘・美南として「横浜」編から登場すると、パティシエになるため修業中のヒロイン・津村希(つむら・まれ、土屋さん)のフォローに回る面倒見のいい役柄と、中村さん本人の透明感あふれるルックスとが相まって、当時、視聴者からは「癒やされる」「可愛い」「美少女すぎる」との声が多数上がった。

 以降も数多くのドラマや映画に起用され、2018年には、浜辺美波さん主演で、人気マンガを実写化した連続ドラマ「賭ケグルイ」(MBS・TBS系)にレギュラー出演。のちに“season2”や、劇場版が制作された同作において、テレビドラマ1期から、生徒会役員の五十嵐清華を好演し、確かな存在感を示した。その一方で、清華が冷静沈着かつ合理的な考えの持ち主で、作中において、一歩下がった「傍観者」となることも多かったためか、「中村ゆりか=受動的な役」というイメージが強まってしまったのかもしれない。

 ちなみに「ギルティ」の一つ前の連ドラレギュラーは、今年3月まで放送されていた学園コメディー「女子高生の無駄づかい」(テレビ朝日系)。中村さんは頭は良いが感情が“死滅”している鷺宮しおり(通称・ロボ)を演じた。個性的なキャラクターの再現度(原作はビーノさんの人気マンガでアニメ化もされている)が話題となった実写「女子高生の無駄づかい」でも、中村さんは安定感抜群の演技を披露。微生物が大好きだが、感情が人一倍死滅している少女・ロボ子(中村さん)を主人公にした「連続ドラマ内小説『ロボっこ』」も人気も集めた。

 ◇視聴者の視線を一身に集めてみせた小池徹平とのラブシーン

 話を「ギルティ」に戻そう。原作は丘上あいさんのマンガ「ギルティ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~」(講談社)。女性誌編集者としてやりがいのある仕事に恵まれ、優しい夫・一真(小池徹平さん)と理想的な結婚生活を送っていた爽(新川さん)はある時、高校時代に付き合っていた初恋の相手・秋山慶一(町田啓太さん)と再会。やがて周囲の人たちの裏切りが次々と明らかになり、傷ついた爽の中で、かつて支えになってくれた秋山への思いが再燃し……というラブサスペンス。キャッチコピーは「登場人物、全員裏切り者。」だ。

 中村さん演じる瑠衣は第1話から登場。爽の年下の友人である瑠衣は、妹キャラで、爽によく懐いており、彼氏について爽に愚痴ったり、爽から夫との関係で相談を受けたり、本音の女子トークをする間柄だったが、第1話のラストでは、爽の夫・一真と不倫していることが判明。小池さんと色っぽくキスする中村さんの姿も大きな話題となった。

 また第2話で瑠衣は、爽の外出中に、爽と一真夫婦の自宅にまで押しかける。「来ちゃった」と言いながら、部屋に入った瑠衣は、服を着たままシャワーを浴び、一真を浴室に誘う。「私を見て。私だけを見て……」と懇願しながら、一真とキスをし……という何ともエロチックなラブシーンも披露し、視聴者の視線を一身に集めてみせた。

 周囲の反響について、「こういった二面性のある役柄を演じさせていただくのは初めてなので、周囲の方からは『よく頑張ったね』と言ってもらえてうれしかったです」と明かし、また友人からは、「ちょっと恥ずかしくて見ていられなかった」「いけないものを見ちゃった」という言葉をもらったという中村さん。これまでも「悪女」役を通して、ブレークした女優はいるが、中村さんは瑠衣のような能動的な役はもちろん、逆に難しいとされる受動的な役も十分にこなせる実力の持ち主ということを忘れてはならない。

 とはいえ今回の瑠衣役を通じて、新たな可能性を提示したこともまた事実。今後より一層、幅広い役柄で視聴者を楽しませてくれるのではないだろうか。

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