広瀬アリス:30周年「世にも奇妙な物語」で初主演 ホラーサスペンス「ゾワゾワした」

オムニバスドラマ「土曜プレミアム『世にも奇妙な物語’20夏の特別編』」の「しみ」に主演する広瀬アリスさん(C)フジテレビ
1 / 2
オムニバスドラマ「土曜プレミアム『世にも奇妙な物語’20夏の特別編』」の「しみ」に主演する広瀬アリスさん(C)フジテレビ

 女優の広瀬アリスさんが、今夏放送予定のオムニバスドラマ「土曜プレミアム『世にも奇妙な物語’20夏の特別編』」(フジテレビ系)に出演することが5月30日、明らかになった。同番組は1990年4月にレギュラードラマとしてスタートし、その後は特別編として年に2回放送するスタイルで、今回の放送で30周年の節目を迎える。広瀬さんが同番組に出演するのは初めてで、四つのストーリーのうちの一つ「しみ」で初主演する。

ウナギノボリ

 「しみ」は、クリーニング店の一人娘の三浦あずさが、店を訪れた黒ずくめの謎の女にシャツについたチョコレートのしみをとってほしいと依頼される。すぐに作業をするが、しみはなかなか落ちない。さらに、しみが人間の顔の形のように見え始める。そんな中、あずさの父・五郎が突然死する。そのときの様子で両親が何かを隠していると感じたあずさが母の康子を問い詰めると、五郎が友人を助けるために殺人を犯し、隠していたことを知る。さらに、その事件にあずさも関わっていた……というホラーサスペンス。終盤に大どんでん返しが用意されているという。

 五郎は宮川一朗太さん、康子は山口香緒里さん、謎の女は関めぐみさんが演じる。「しみ」の撮影は緊急事態宣言発令前の東京都内で、新型コロナウイルス感染拡大防止策を講じた上で行われたという。

 ◇広瀬アリスさんのコメント

 ――「世にも奇妙な物語」への出演が決まった感想は?

 10代のころから見ていたのでとてもうれしかったです。少し現実離れしたお話が多く、その中でもいろいろなジャンルがあるので、どのテイストのお話をやるんだろうと楽しみにしていました。

 ――最初に脚本を読まれたときの感想は?

 ゾワゾワしました。映像になったときにどういう感じになるのかな、と。ここ最近はホラーテイストの作品を演じる機会が少なかったので、撮影が楽しみで仕方なかったです。
         
 ――どのように演じましたか?

 思い切り演じた方が緩急があっていいなと思い、たくさん大声を出しました(笑い)。最後の最後でしっかりオチているのが、私はたまらなく好きなので、しっかり盛り上がるようにお芝居しました。

 ――現代の科学では説明できない現象などは信じますか?

 信じます。怖いのは苦手ですが、異世界の感じは、とても好きです。

 ――視聴者にメッセージをお願いします。

 たくさんの方から愛されてきた「世にも奇妙な物語」、私自身、最近コメディータッチのものが多かったので、シリアスな新たな一面を見ていただけると思います。ぜひ、夏にゾワゾワしてください。

 ◇編成企画の渡辺恒也さんのコメント

 今年で放送開始30周年を迎える「世にも奇妙な物語」は、これまで奇妙な出来事を通して、人間や社会の奥底にあるさまざまな感情や矛盾を表現してきました。「しみ」は、落とそうと思っても落とすことができない目に見えるしみの中に、目には見えない人の恐ろしさが潜んでいた、というお話です。「しみ」はコロナ禍の影響が本格化する前に撮影していたものですが、今もなお人と人との間の距離を取ることを余儀なくされている中、フィクションの世界を通して人間の深淵に触れていただければと思います。また、ラストには「奇妙」らしく予想を裏切る展開が待ち受けていますので、ぜひ最後までお見逃しなく!

写真を見る全 2 枚

テレビ 最新記事