麒麟がくる:「麒麟」を連れてくる男? 風間俊介“家康”登場! 過去の大河“家康俳優”は…

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NHK大河ドラマ「麒麟がくる」ポスタービジュアル (C)NHK

 俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第20回「家康への文」(5月31日放送)から、風間俊介さん演じる徳川家康(松平元康)が登場する。染谷将太さん扮(ふん)する織田信長、佐々木蔵之介さん演じる豊臣秀吉(藤吉郎)と合わせて、これでついに「三英傑」が出そろうが、童顔丸顔の信長(染谷さん)、高身長の秀吉(佐々木さん)に続き、風間さんが体現する「新しい家康」にも期待がかかる。また家康は、タイトルにもある、王が仁のある政治を行うときに必ず現れるという聖なる獣「麒麟」を“連れてくる男”とも目され、劇中でどう描かれるのかという二重の楽しみもあるが、ここでは過去の大河ドラマの“家康俳優”をおさらいする。

 ◇風間俊介“家康”は「まだ何も成し遂げていない青年です」

 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマで、1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。若いころ、下克上の代名詞・美濃の斎藤道三を主君として勇猛果敢に戦場を駆け抜けると、その教えを胸に、やがて織田信長のもとで、多くの群雄と天下を巡って争う智将・明智光秀(長谷川さん)が主人公。ドラマでは謎めいた光秀の前半生に光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く、エネルギッシュな群像劇となる。

 家康は後の徳川幕府の創始者。幼少より、駿河の今川と尾張の織田の間で人質となり、母と離れて孤独な子供時代を過ごす。桶狭間の戦いで今川方として参戦するも敗退。だが、それを機に今川から独立。後に三河の戦国大名として信長と同盟を結ぶ。キャストビジュアルのキャッチコピーは「悲運の三河大名」で、これまで竹千代時代を岩田琉聖(りゅうせい)君、松平元信時代を池田優斗さんが演じてきた。

 風間さんはドラマの公式ホームページで、「もともと明智光秀に興味があって、いろいろな本を読んでいたところに、大河ドラマで明智光秀をやると聞いて、一視聴者として放送が始まるのを楽しみにしていました。そんなときに出演オファーがきて、しかも徳川家康役と聞いて本当に驚きました。両親をはじめ風間家も大騒ぎでした(笑い)」とコメント。

 また「僕が演じる松平元康時代の家康は、まだ何も成し遂げていない青年です。テレビの前の皆さんには、この青年があの家康になるのかと思いながらドラマを楽しんでもらいたいのですが、僕はそう思って演じてはいけない、逆算してはいけないと思っています。演じるのはあくまでも、母と引き離された、逆境に立たされた若き武将です」と説明しており、風間さんがどんな家康を見せくれるのか、興味は尽きない。

 ◇近年の“戦国大河”で家康を演じたのは… “41年ぶり2度目”の寺尾聰も

 1963年に始まったNHK大河ドラマで、“戦国もの”とされるのは「麒麟がくる」を含めて20作あるが、一つ前の“戦国大河”は、2017年の「おんな城主 直虎」で、このときは阿部サダヲさんが家康を演じた。まだまだ気弱な中間管理職的な、タヌキおやじになる前の(特に市川海老蔵さん扮する信長を前にしたときの)悩める家康を、持ち前のコミカルさと愛嬌(あいきょう)で体現し、好評を博した。

 「直虎」の前年の2016年の「真田丸」で家康を演じたのが内野聖陽さんだ。主人公の真田幸村(信繁、堺雅人さん)の“最大最強の宿敵”でありながら、臆病で慎重な性格が強調された家康を覚えている大河ファンは多いはず。

 また2010年代では、2014年の「軍師官兵衛」に寺尾聰さんが、1973年の「国盗り物語」以来、41年ぶり2度目の家康役で出演したことも話題になった。

 ◇“家康俳優”と聞いて思い浮かべるのは? “光安”西村まさ彦も「秀吉」で家康に!

 寺尾さんと同じく大河ドラマで2度にわたって家康を演じたのが津川雅彦さん。作品は、1987年の「独眼竜政宗」と2000年の「葵 徳川三代」だ。“家康俳優”と聞いて、津川さんのことを思い浮かべる人は少なくないだろう。

 そのほか、児玉清さん(1978年「黄金の日日」)フランキー堺さん(1981年「おんな太閤記」)、滝田栄さん(1983年「徳川家康」)、丹波哲郎さん(1989年「春日局」)、松方弘樹さん( 2009年「天地人」)、北大路欣也さん(2011年「江~姫たちの戦国~」)といったそうそうたる顔ぶれが並ぶ、大河ドラマの“家康俳優”。計13作の大河ドラマに出演している西田敏行さんは、自身11作目の大河となる2006年の「功名が辻」で満を持して家康役を務めている。

 意外なキャスティングとなったのが1992年「信長 KING OF ZIPANGU」で、家康役には郷ひろみさんを起用した。

 そして、「麒麟がくる」ファンが忘れてはならないのが、“心やさしき光秀の叔父”明智光安を演じ、5月3日放送の第16回「大きな国」、5月10日放送の第17回「長良川の対決」の2週にわたって視聴者の涙を誘った西村まさ彦さんだ。「真田丸」の室賀正武役の印象の強い西村さんだが、時間をさかのぼること24年前、1996年の「秀吉」で家康を演じ、大河ドラマの歴史に“家康俳優”として名を刻んでいる。

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