麒麟がくる:山口馬木也が今川義元家臣・朝比奈親徳役 「八重の桜」以来の大河…“主君”愛之助の印象は?

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」で朝比奈親徳を演じる山口馬木也さん (C)NHK
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NHK大河ドラマ「麒麟がくる」で朝比奈親徳を演じる山口馬木也さん (C)NHK

 俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第20回「家康への文」(5月31日放送)に、今川義元(片岡愛之助さん)の家臣・朝比奈親徳役で山口馬木也さんが登場することが分かった。山口さんは「朝比奈という人物自体が調べても情報量が少なく、難しい役でした。共演した愛之助さんは、年も近くてとてもフレンドリーで、お仕えするにあたって申し分なかったです(笑い)」と振り返っている。

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 朝比奈親徳は、太原雪斎亡き後、側近として軍事・政治両面で義元を支え、特に今川の三河統治において絶大な力を誇った。

 大河ドラマへの出演は、2013年の「八重の桜」で榎本武揚を演じて以来となった山口さんは、「舞台とは違った大河ドラマ独特の雰囲気を久々に味わい、また周りの人の期待にも応えなくてはという思いもあり、撮影初日は特に緊張しました」と明かす。

 また山口さんは、「池端(俊策)先生の脚本の魅力ももちろんですが、大河ドラマには日本の時代劇の良さが集約されています」と大河ドラマへの思いを口にし、「麒麟がくる」については「一番の見どころは明智光秀目線の物語だ、ということだと思います。光秀の視点で見るこの時代に、群像劇としてさまざまなキャラクターが登場します」といった印象を抱いている。

 その上で「自分には自分のストーリーがあるのはもちろんですが、朝比奈も、この場所のこの時点では主役だった」との考えで、「視聴者の皆さんに何か共感していただけるところがあればいいなとも思っています。僕らの知っている『本能寺の変』『謀反人』といったイメージの明智光秀が今後どのように描かれていくのか、一視聴者としてもとても楽しみです」と語っている。

 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。若いころ、下克上の代名詞・美濃の斎藤道三を主君として勇猛果敢に戦場を駆け抜けると、その教えを胸に、やがて織田信長のもとで、多くの群雄と天下を巡って争う智将・明智光秀が主人公。ドラマでは謎めいた光秀の前半生に光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く、エネルギッシュな群像劇となっている。

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