麒麟がくる:視聴者興奮! 今川義元討った“最後の一撃”は2mの高さから “毛利新介”今井翼を「飛ばした」ワケ

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第21回の一場面 今川義元(片岡愛之助さん)を討ち取った毛利新介(今井翼さん) (C)NHK
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NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第21回の一場面 今川義元(片岡愛之助さん)を討ち取った毛利新介(今井翼さん) (C)NHK

 俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第21回「決戦!桶狭間」が6月7日に放送され、織田と今川が激突した「桶狭間の戦い」で今川義元(片岡愛之助さん)の壮絶な最期が描かれた。義元を討ち取ったのは毛利新介(今井翼さん)。“最後の一撃”は高く飛び上がってから、槍(やり)で突き刺すというド派手なアクションシーンとなり、「飛んだああああ」「どんなジャンプ力だ」「カッコ良すぎ!!」「跳躍力やべえ」「鳥肌たってまった」「やばい感動」「すごい! 今井翼無双やった!」などと視聴者の興奮を誘った。

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 ◇織田軍が強襲! 自ら刀を取り、勇敢に応戦する今川義元だったが…

 第21回は、今川から松平元康(風間俊介さん)を離反させる工作は失敗に終わるが、父・信秀の教えを思い出した織田信長(染谷将太さん)は、今川が本当にうわさされるような2万もの大軍であるのかを疑い、前線へ出陣する。

 局地戦を展開して、今川義元(愛之助さん)率いる本隊から、徐々に兵を引き離す作戦を決行する信長。一方の元康は、三河勢を駒のように扱う今川方に次第に嫌気が差し始め、織田軍の迎撃に加わることを拒否する。そして暴風雨の中、数の減った今川本隊は、桶狭間山での立ち往生を余儀なくされ、そこに織田の軍勢が襲いかかる……。

 義元の姿をいち早く発見した毛利は槍を振り回して肉薄。義元も自ら刀を取り、勇敢に応戦するも、足を刺されてしまい、動きを止められてしまう。そこへ勢いよく助走をつけた毛利が、台を使って大きくジャンプ。下で待ち構える義元の目には空から降ってくる毛利の姿が映し出され、次の瞬間、毛利の一撃により、義元は命を落とした。

 ◇義元の目に映る毛利の姿は「自分の死」 ワイヤアクションとVFXで表現

 まるで大作アクション映画のようなワンシーンとなったが、同回の演出を担当した一色隆司さんは、「毛利新介が今川義元を討つのが桶狭間の戦いシークエンスのクライマックスです。なので、どのように今川義元が討たれるのかは、台本を読んだときからずっと考えておりました。単なる殺陣だと、それまでの話の流れと同じようになる可能性が高かったので、毛利が空中に飛び上がり義元を討つという場面を考えました」と説明する。

 また「一番最初に浮かんだイメージは、義元の目に映る毛利の姿でした」と話す一色さん。実際には“義元の目に映る毛利の姿”はVFXによって表現されているが、同シーンで描きたかったのが、「自分の死」が目に映るようにやってくる瞬間。そのためにも毛利を高く飛ばす必要があったようだ。

 一色さんは「よろいを着けていると20キロ近くあるので、普通に飛ぶのも難しく、ワイヤアクションで表現することにしました。実際には2メートルぐらいは空中に上がってもらったかと思います」と明かすと、「大変だったのは、義元の見た目で飛んでくる毛利のショットでして、格好良くダイナミックな動きにしたかったので、何度も何度もやり直しました。飛ぶときの体勢、空中での身のこなし、そして、芝居やワイヤチームとの連携が本当に難しく、かなり時間がかかりました」と振り返った。

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