川栄李奈:木村拓哉と初共演 「BG」第2話にゲストに “目の不自由な天才ピアニスト”の難役挑戦

連続ドラマ「BG~身辺警護人~」主演の木村拓哉さん(左)と川栄李奈さん=テレビ朝日提供
1 / 2
連続ドラマ「BG~身辺警護人~」主演の木村拓哉さん(左)と川栄李奈さん=テレビ朝日提供

 女優の川栄李奈さんが、木村拓哉さん主演の連続ドラマ「BG~身辺警護人~」(テレビ朝日系、木曜午後9時)の第2話(6月25日放送)にゲスト出演することが6月12日、分かった。川栄さんは木村さんと初共演で、“目の不自由な天才ピアニスト”という難役に初挑戦する。

ウナギノボリ

 川栄さんが演じるのは、国際コンクールへの出場も控えているピアニストの守尾恵麻。事務所の社長である実姉の支えと戦略も功を奏し、日本クラシック界の寵児(ちょうじ)となった女性。しかし本人はハンディキャップを武器とした売り出し方などに反発し、自らの死を招き寄せるような行動にまで出る。姉の依頼で、島崎章(木村さん)は恵麻を“恵麻自身”から警護することとなる。

 ピアノの経験はゼロだという川栄さんの演奏シーンもあり、「音符も読めないし、どの鍵盤が『ド』かも分からないレベルなのに、先生から『鍵盤を見ずに弾いてください』って言われて……(苦笑い)。本当に難しかったです」と、苦労を打ち明ける。

 目の不自由な役も初挑戦となるため、視覚障害支援団体で指導を受けた。また、主演映画「武士の一分」(山田洋次監督、2006年)で失明した役を演じた経験のある木村さんからアドバイスを受けたといい、「毎回、リハーサルの後に『こうした方がいいんじゃない?』と、目線の動かし方や振り向き方を、理由と一緒に教えてくださるんです。木村さんのアドバイスがすごくありがたく、心強いです!」と語っている。

 「BG~身辺警護人~」新シリーズは、2018年1月期に放送されたドラマのシーズン2。民間警備会社の身辺警護課に所属していた島崎章が「弱き者の盾になる」という使命を貫くため、“利益優先”の組織を飛び出し、私設ボディーガードとして奮闘する姿が描かれる。

 ◇川栄李奈さんのコメント

 ゲスト出演が決まったときはすごくうれしいなって思う半面、役柄に関しては演じきれるかどうか、ちょっと不安もありました。なので撮影前に、ピアノの先生や、視覚障害の方にご指導していただいたんです。でも、どちらもすごく難しいです……! ピアノに関しては音符も読めないし、どの鍵盤が「ド」かも分からないレベルなのに、先生から「鍵盤を見ずに弾いてください」って言われて……(苦笑い)。本当に難しかったです。

 なので、とにかく練習を繰り返し、鍵盤の場所を丸暗記して、撮影に臨みました。一人でのリサイタルシーンはもう撮り終わって、あとは片手だけで弾く連弾のシーンを残すのみなので、今はホッとしちゃっています(笑い)。ただ今回挑戦して感じたのは、ピアノは繊細だってこと。でも、私は力強くてガサツな性格で、それが演奏にも出ちゃう! 向いていないなあって思いました(笑い)。これを機にピアノを習おう……とは、恐れ多くて考えられません!

 木村拓哉さんとは初共演ですが、本当にスゴい方です! 私は目の不自由な役が初めてなので、見えていないと意識して演じていても、ついつい目が動いてしまったりして、すごく難しかったんです。でも毎回、木村さんがリハーサルの後に「こうした方がいいんじゃない?」と、目線の動かし方や振り向き方を、理由と一緒に教えてくださるんです。木村さんのアドバイスがすごくありがたく、心強いです! 撮影合間にも気さくに、他愛もない話もしながら、場の空気を和ませてくださるので、すごくうれしいです。

 恵麻はハンディキャップを武器にせず勝負しようとする自立した人。そんなこともあって、お姉ちゃんにも反発するんですよ。実を言うと、私自身にも姉がいて、今でこそ仲良しですけど、小さいころは全然仲良くなかったんです(笑い)。だから、恵麻とお姉ちゃんの温度感も理解できますし、昔の感覚を思い出しながら演じる日々です。劇中では章さんたちボディーガードのおかげで、恵麻の気持ちもスッキリとしていくんですけど、私自身も木村さんや共演経験のある斎藤工さんや菜々緒さんに優しくしていただいて、撮影を楽しんでいます。私自身も撮影が終わったら心が浄化されるんじゃないかなって思います。

写真を見る全 2 枚

テレビ 最新記事