ムロツヨシ:コロナ禍のドラマ撮影に「ありがたさとやりがい」 「親バカ青春白書」6日連続インタビュー公開

連続ドラマ「親バカ青春白書」主演のムロツヨシさん=日本テレビ提供
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連続ドラマ「親バカ青春白書」主演のムロツヨシさん=日本テレビ提供

 俳優のムロツヨシさん主演で、8月2日にスタートする連続ドラマ「親バカ青春白書」(日本テレビ系、日曜午後10時半)のメインキャストのインタビューが、7月10日から6日連続で公開される。1回目は、本作でゴールデン・プライム帯(GP帯、午後7~11時)の連続ドラマで初主演を果たすムロさんのインタビューが公開された。

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 「親バカ青春白書」は、 2018年10月期に日本テレビ系で放送された連続ドラマ「今日から俺は!!」チームの最新作。ムロさんも出演したドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズなどの福田雄一さんが脚本統括、演出を担当している。同級生となった父と娘が、大学生活で絆を深める家族愛を描くオリジナル作品。

 ムロさんが主人公・小比賀太郎(通称ガタロー)、永野芽郁さんが娘のさくら、新垣結衣さんがガタローの妻でさくらの母でもある幸子を演じる。さくらの恋人候補役で中川大志さん、さくらの親友役として今田美桜さん、ガタローとさくらの同級生役で戸塚純貴さん、小野花梨さんらが出演する。

 ◇ムロツヨシさんのコメント(原文のまま)

 ーー撮影現場の雰囲気を教えてください。

 このような状況下での撮影方法を、なんとかみんなで考えたり発想している雰囲気が、むしろいいのかなと感じています。知恵を出されるスタッフさん、ガイドラインを含めていろいろ考えていただいた局・番組制作の皆さん含めて、“僕たちなりに落とし込んで撮影する”ということをしっかりみんなで共有している点を、まずはいいところだと挙げたいです。

 今この状況でドラマを作るということは、そこから始めなきゃいけないということですが、“ウイルスがなければ” いうことではなく、ウイルスがあったうえで「さて、どんなドラマを作れるでしょう!」「より面白いもの、いいものを作れたらいいですね」という現場の雰囲気がいいなぁと思いました。このタイミングでドラマを作れるかどうかというのが、少し前まではわからなかったですから、この状況にありがたさとやりがいを感じています

 戸惑いがない! と言ったらうそになるかもしれませんが、戸惑いというよりも、今はいろんなことを試す時なのかな、と。悲観せずにむしろプラスに何かできないか、という考え方を持っています。前よりも撮影時間は少なく、その分皆さん体調管理に努めますし、さらに効率よく撮影する方法を考えることによって、新しい視点ができたりすると思うので、イチ出演者の立場として僕は、どんな状況になってもそれをプラスに捉えたいです。本番をする時間が少なくなっても、その効率いい時間を作ってくれた皆さんにちゃんとお返ししたいなという気持ちです。

 さらに喜劇ですから、楽しくなければ意味がないので。感染対策はしっかりと努めながらも、こんな(今着用している)フェイスシールドも面白話にすることは大事なのかなと。しかも今、そうやって楽しく親子ドラマを作れたら、見てくれる人にも何か伝えられるのかなと思ってやっております。

 ーー永野芽郁さんはどんな方ですか?

 もう、笑顔がかわいいです! 目が合っただけで笑ってくれるしずっと笑ってくれるので、お父さんとして、もう、これ以上のやりがいはないです。いつも脚本に異物をいれるようなこともやっていますけど、今回は全くしてません! のびのびやっております!

 「何かおかしなことをやろう」とか「人を感動させよう」など考えずに、自分がまずのびのびお芝居をして親子ドラマに努めることが一番かな、と。そうすると周りの若い子たちも楽しんでもらえるのかなぁなんて思いまして。そして、のびのびやらせてもらっていることに、“娘”には感謝しています。「どうやったらこの子のお父さんになれるだろう」って考えないですもん。この子のお父さんでよかったと、自然に毎日思ってます(笑い)。

 ーーガタローを演じるにあたって、福田監督とどんなことをお話されましたか?

 ひとこと最初に「いつも通りのムロ君をイメージしてたので、それだけです」って言われましたので、特にガシガシに肩に力をいれてしていることはないですね。僕はお父さんをやったことがないのでそこは想像ですけども、福田さんの演出を信じて、「のびのびやってほしい」ということだと僕は解釈しております。

 今回、衣装も私服を提供させていただいたんです。福田さんが即OK出してくれて。一番メインの服を僕の私服にしてもらって、ほかの衣装を合わせていただいてます。ドラマではそういうことが初めてだったので、うれしかったですね。より自然体になってると思います。今この時に、お芝居をできることがありがたいですから、それを何か重いメッセージというよりは、新しい日曜のドラマを見てもらいたいと意識して過ごしております。

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