注目ドラマ紹介:「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」石原さとみ“お団子ヘア”の病院薬剤師に “あな番”西野七瀬、田中圭、金澤美穂が同僚役

連続ドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」第1話の一場面(C)フジテレビ
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連続ドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」第1話の一場面(C)フジテレビ

 女優の石原さとみさん主演の連続ドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」(フジテレビ系、木曜午後10時)が7月16日スタートする。石原さん扮(ふん)する萬津(よろづ)総合病院薬剤部・病院薬剤師の葵みどりたちが、患者の“当たり前の毎日”を取り戻すために奮闘する姿を描く。2019年4~9月に放送された連続ドラマ「あなたの番です」(日本テレビ系)シリーズに出演した西野七瀬さん、田中圭さん、金澤美穂さんが再共演する。

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 ドラマは、マンガ誌「月刊コミックゼノン」で連載中の荒井ママレさん、富野浩充さん(医療原案)の「アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり」が原作。病院内にある薬剤部で主に患者の薬の調剤、製剤を行う病院薬剤師を主人公とした連続ドラマが制作されるのは初めて。タイトルの「アンサング」は「褒められない」という意味で、縁の下の力持ち(=アンサングヒーロー)として患者のために奮闘する病院薬剤師たちのヒューマンドラマだ。

 脚本は、2019年10月期放送の連続ドラマ「グランメゾン東京」(TBS系)、同年公開の映画映画「キングダム」、田中さんが主演を務めるテレビ東京のテレビドラマ「らせんの迷宮~DNA科学捜査~」(放送時期未定)などを手がけた黒岩勉さん。監督は、連続ドラマ「ディア・シスター」、「コンフィデンスマンJP」(共にフジテレビ系)シリーズなどの田中亮さんらがメガホンをとる。

 石原さん演じるみどりは「薬は患者の今後の生活につながるからこそ、その人自身を知る必要がある。それが、薬剤師にとって何より大切だ」という信念を持ち、患者一人一人と真摯(しんし)に向き合っているというキャラクターで、“お団子ヘア”がチャームポイント。石原さんは、劇中に登場する薬剤師たちのユニホームのデザインにも携わった。

 田中さんはみどりと同じ薬剤部の副部長・瀬野章吾、西野さんは薬剤部の新人薬剤師の相原くるみ、金澤さんは薬剤師の工藤虹子を演じる。井之脇海さんが同じく薬剤師の羽倉龍之介、桜井ユキさんが薬剤部主任の刈谷奈緒子、池田鉄洋さんが薬剤部副部長の七尾拓、真矢ミキさんが薬剤部部長の販田聡子、成田凌さんが、度々みどりの前に現れる謎の青年・小野塚綾を演じる。迫田孝也さん、でんでんさんも出演する。

 第1話は15分拡大版で放送。みどり(石原さん)は、副部長の瀬野(田中さん)と救急搬送された患者への投薬をサポートする。そんな中、患者が心肺停止に。みどりが、患者が日常的に服用している薬に気付いたのがきっかけで、投与する薬を変え、心拍は回復した。その様子を部長の販田聡子(真矢さん)とくるみ(西野さん)が見ていた。薬剤師が患者を救うところを目撃したくるみは感動するが、患者の家族は医師にしか、感謝をしない。くるみは、みどりにそのことを聞くと「感謝されたいなら薬剤師は向いてない」と言われる……。

 劇中では、医師が処方した薬を確認するために、スニーカーを履いたみどりが院内を走る姿が印象的。総合病院の薬剤部が舞台となり、1日で大量に処方するため薬剤師たちが入れ代わり立ち代わりでスピーディーに動くシーンは圧巻だ。また、大阪府出身の西野さんが関西弁でせりふを話すシーンも登場する。

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