2018~19年放送の特撮ドラマ「仮面ライダージオウ」(テレビ朝日系)で主人公・常磐ソウゴ(仮面ライダージオウ)を演じた俳優の奥野壮さんが、小池徹平さん主演のミュージカル「るろうに剣心 京都編」に出演する。演じるのは、本条鎌足(ほんじょう・かまたり)。明治政府転覆を狙う志々雄真実に従う「十本刀」の一人で、大鎖鎌を武器とし、見た目は女性だが、実は男性……というキャラクターだ。出演が決まって「一番、最初に思ったのは『鎌足!?』でした。『鎌足? 鎌足?』となって、(原作のビジュアルを)何回、確認したことか(笑い)」と振り返る奥野さんが、役へとのぞむ率直な心境を語った。
ウナギノボリ
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改めて鎌足について「見た目の美しさであるとか、完全に女性らしさが勝っているキャラクター」という印象を抱く奥野さんは、「しかも、今回、歌もあって『大丈夫か、俺?』って」と思わず苦笑い。
その一方で、「まだ、けいこに入っていないので、何とも言えないのですが、今はいわゆる女性らしさを出さなくてはいけないキャラクターを演じるプレッシャーはあります」としながらも、「今年は作品を重ねてきて、自分の中で探り探りではあるのですが、役の幅を広げてこられた中で、さらにこういった役柄に出会えて、自分の知らない自分を見られそうなので、すごく楽しみだし。この舞台が上演される頃にまた一歩、役者としてレベルアップできたら」と前を向く。
衣装合わせやビジュアル撮影まで済んでいて、「結構しっかりとしたメークをしていて、つけまつげもして。もういろいろな色をバーッと顔にのせたイメージ(笑い)。女性って大変なんだなって思いました。アイライン一つとってもそうですし、女性らしい繊細さみたいなものを、メークしてもらいながら感じました。ただ、ビジュアル撮影のときは、男さしさの方が勝ってしまっているような気がして、役を作るという意味ではまだまだこれから。バレエをやっていたからこそできる、女性らしさみたいなものも表現することができたら」と改めて意気込んでいた。
せりふは主に“女言葉”で、女性らしい仕草や立ち居振る舞いも必要。大鎖鎌を振り回すアクションもあって、さらにミュージカルということで、そこに歌やダンスも加わる。
奥野さんは「本当に『大丈夫か、俺?』という感じで、正直、全部怖いです」と本音をちらりとのぞかせつつ、「それと同時に楽しみな部分はたくさんあって。怖いからこそ新しい自分が見られるんじゃないかって期待はしています」と最後は笑顔を見せていた。
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