森七菜:TBS火曜10時枠で連ドラ初主演 中村倫也と“スイーツ”ラブストーリー「この恋あたためますか」

連続ドラマ「この恋あたためますか」主演の森七菜さん(左)と共演の中村倫也さん(C)TBS
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連続ドラマ「この恋あたためますか」主演の森七菜さん(左)と共演の中村倫也さん(C)TBS

 女優の森七菜さんが、10月スタートの連続ドラマ「この恋あたためますか」(TBS系、火曜午後10時)で連続ドラマ初主演を果たすことが9月5日、明らかになった。森さんは21歳のコンビニ店員・井上樹木を演じる。共演は中村倫也さんで、中村さんはコンビニチェーンの社長・浅羽拓実役で出演。アルバイトと社長がコンビニスイーツの開発を通して、次第にお互いを意識しひかれ合うように……というオリジナル脚本のラブストーリーとなる。

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 森さんが演じる樹木は、コンビニで無気力にアルバイトをする日々を過ごしている。ある日偶然、樹木が働くコンビニチェーンの社長・浅羽と出会い、運命が変わる。趣味でやっていたスイーツ批評が浅羽の目に留まり、それがきっかけでコンビニオリジナルの「一番売れる」スイーツ開発を手掛ける。

 中村さんが演じる浅羽は、東京大学を卒業後、Eコマースを扱う外資系企業で輝かしい経歴を歩む。業界シェア最下位のコンビニチェーンの改革を託され、社長に就任。樹木の作るスイーツで競合他社をしのぎ、チェーンの改革とともに自らの成功をたくらむ。2人はことあるごとに立場を超えて対立するが、コンビニスイーツの開発を通して、次第にお互いを意識しひかれ合う……というストーリー。

 脚本はドラマ「相棒season18」元日スペシャルなどの神森万里江さん、映画「伊藤くん A to E」などの青塚美穂さんらが担当。中村さんも出演したドラマ「凪のお暇(なぎのおいとま)」の中井芳彦さんと、黎景怡さんがプロデューサーを務める。演出は「大恋愛~僕を忘れる君と」などの岡本伸吾さんと、「私の家政夫ナギサさん」「凪のお暇」などの坪井敏雄さんが担当する。

 ◇森七菜さんのコメント

 「この恋あたためますか」で井上樹木役を演じさせていただくことになりました、森七菜です。私自身、これからどんな景色が見えてくるのかワクワクしていますが、一番には皆様に毎週火曜10時が楽しみだと思っていただける要素をたくさん盛り込んで、頑張っていきたいです。お仕事とスイーツと恋。甘くて苦い日々に樹木がどう突き進んでいくのか、楽しんでいただけたらうれしいです。

 ◇中村倫也さんのコメント

 とても魅力的な布陣です。主演の森さんはじめ、まだ解禁になっていない役者陣も、何度でも共演したいと思える方々。そして去年「凪のお暇」でお世話になったスタッフや、10年前、まだ助監督時代にご一緒したときに「いつかこの人の演出を受けてみたい」と感じたチーフディレクター岡本氏。うう、早くクランクインしたい。浅羽という、分かりづらい優しさを持つ男を、甘辛く演じられたらと思います。ぜひ皆さんもご一緒に、この作品をあたためてください。

 ◇神森万里江さんのコメント

 人生は子どものころに想像していたものよりずっと平凡なもの。多くの人にとってそうではないかと思います。でもそんな平凡だと思っていた自分の人生にもキラッときらめく瞬間があって、それは恋だったり友情だったり仕事のちょっとした成功だったり……人に話しても「ふうん、そうなんだ」で済まされてしまうようなささいな出来事だけど、自分の中では本当に天まで駆け上っていくような気持ち。誰しも経験のあるそんなキラッとした瞬間瞬間を、演じていただく俳優の皆さんとスタッフと共にこのドラマで描いていきたいと思っています。ドラマに登場するたくさんのすてきなスイーツに胸をときめかせながら、クリスマスに向かってワクワクドキドキしながら見ていただけたらうれしいです。

 ◇中井芳彦プロデューサーのコメント

 2年前からドラマや映画を見た後、この女の子を演じているのは誰かと名前を調べたら「森七菜」さんだったことが何度か続きました。その後は出演している作品を追いかけて見るようになりました。森さんは元気な溌溂(はつらつ)さと同時に、揺れている心模様、そして意志の強さをいっぺんに感じさせる不思議な表情や仕草を見せてくれます。そこが注目してしまうゆえんだと思っています。

 このドラマは、憧れた人生像と今の自分に差を感じている若い女性を主役にしたラブストーリーを目指しました。揺れる主人公役のイメージにぴったりだと森七菜さんを思い描いていましたので、そのまま思い切ってお声をかけさせていただきました。

 そんな森さん演じる主人公に、冷徹なまでに現実的・合理的な意見を突きつけて対立し、やがて自らも予想できなかった恋愛関係に発展する30代の若き社長役には中村倫也さんしかいないと思ってオファーいたしました。日本中の人たちが、このラブストーリーを見て年末を楽しんでもらえたらうれしく思います。

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