ディーン・フジオカ:日曜劇場「危険なビーナス」で妻夫木聡と初共演 「僕はヒールに徹したい」

連続ドラマ「危険なビーナス」に出演する(左から)染谷将太さん、ディーン・フジオカさん、中村アンさん=TBS提供
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連続ドラマ「危険なビーナス」に出演する(左から)染谷将太さん、ディーン・フジオカさん、中村アンさん=TBS提供

 俳優のディーン・フジオカさんが、TBS系「日曜劇場」枠で10月にスタートする妻夫木聡さん主演の連続ドラマ「危険なビーナス」に出演することが9月10日、明らかになった。ディーン・フジオカさんが演じる勇磨は、妻夫木さん演じる主人公の手島伯朗を見下していて、吉高由里子さん演じる矢神楓をめぐって対峙(たいじ)するという役どころで、妻夫木さんとは初共演。「同じ年なので、芝居以外でもいろいろとお話しさせていただけたらと思っています」と語っている。

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 矢神勇磨は、矢神家の養子で、都内に複数のダイニングレストランを経営するなど商売の才覚を持ち合わせている。連れ子として矢神家にやって来た伯朗を昔から見下していて、事あるごとに挑発してくる嫌みな男で、明人を捜すために伯朗と共に矢神家を訪れた楓のことを気に入り、明人の妻であることを知りながら強引にアプローチする。「伯朗にとって“大きな壁”のような存在でもあると思うので、とにかく僕はヒールに徹したいと思っています。そんな勇磨と伯朗の間でどんな駆け引きが生まれていくのか、ぜひ注目してください」とコメントしている。

 また、染谷将太さんと中村アンさんの出演も発表。染谷さんが演じるのは、伯朗の弟で楓の夫・矢神明人(やがみ・あきと)。伯朗にとっては、母が矢神家の御曹司と再婚してから生まれた弟で異父兄弟。矢神の血を引き、30億円の遺産の相続権を持つ明人が突然失踪したことで、伯朗は縁を切っていた矢神家と再び関わることになるという物語のキーパーソンとなる。

 中村さんが演じるのは、伯朗が副院長を務める池田動物病院の看護師・蔭山元美(かげやま・もとみ)。一見クールな雰囲気だが、どんな動物にも愛される能力を持つ女性。常に冷静で、伯朗と共に池田動物病院を支えている有能な助手という役どころだ。

 「危険なビーナス」は、東野圭吾さんの同名小説(講談社)が原作。正義感が強く真面目な独身獣医の主人公・手島伯朗(妻夫木さん)が、突然現れ、「弟の妻」と名乗る謎の美女・矢神楓(吉高さん)と共に失踪した弟・明人の行方を追ううちに、30億円もの遺産が絡んだある名家の争いに巻き込まれていく。そんな中で、伯朗は「弟の妻」である楓の魅力に翻弄(ほんろう)されていき……というラブサスペンス。脚本は、連続ドラマ「グランメゾン東京」、映画「キングダム」などの黒岩勉さんが担当する。

 ◇コメントは以下の通り(原文のまま)

 ・ディーン・フジオカさん

 東野圭吾さんの作品に初めて出演させていただくので、すごく楽しみにしています。僕が演じる勇磨は、妻夫木さん演じる伯朗を昔から見下している人物です。伯朗にとって“大きな壁”のような存在でもあると思うので、とにかく僕はヒールに徹したいと思っています。そんな勇磨と伯朗の間でどんな駆け引きが生まれていくのか、ぜひ注目してください。妻夫木さんとは初共演になりますが、同じ年なので、芝居以外でも色々とお話させていただけたらと思っています。

 このドラマは、回を追うごとにどんどん登場人物たちのどろどろした関係性が濃くなっていき、それぞれがどういう思いでそこにいるのかというのが暴かれていきます。毎週目が離せない展開になると思いますので、楽しみにしていてください。

 ・染谷将太さん

 この物語は僕が演じる明人が失踪したことから始まるので、とにかく僕は謎に包まれた人物として存在できればと思っています。

 妻夫木さん演じる伯朗と明人は兄弟ですが、その関係性は複雑です。ただ、そこにたくさんの人物が絡んでくるという「複雑さ」が本作の見どころでもあると思っています。

 妻夫木さんと面と向かってお芝居するのは本作が初めてなので、自分がどうなっていくのかが楽しみですし、何か面白い反応が起こるんじゃないかという期待感を勝手に持っています。夫婦役の吉高さんとも、ちゃんと一緒にお芝居をするのは今回が初めてです。予測できないエネルギーを放っていらっしゃる印象なので、どんな“夫婦”になるのか未知数なところを僕自身も楽しみにしています。

 ・中村アンさん

 私が演じる元美は、伯朗さんが院長代理を務める動物病院の看護師です。クールな雰囲気ですが、伯朗さんのために「何かしてあげたい」という優しさも秘めている女性、表には出さないけど、心の中は温かい人なんじゃないかなと思っています。時には助手として鋭い指摘をすることもあったりしますが、いい距離感で伯朗さんを支えていければと思います。また、お芝居の中で動物と触れ合うのは初めてなので、撮影もとても楽しみです。

 妻夫木さんとは今回が初共演ですが、この仕事をする前から妻夫木さんの作品をたくさん見てきたので、ご一緒させていただけて光栄です。どんな現場になるか、今からとてもワクワクしています。皆さまもぜひ楽しみにご覧ください。

・プロデューサーの橋本芙美さん

 勇磨は、常に余裕があり一番頭が切れる人物です。伯朗のことを見下しながら楓にアプローチをし、伯朗の心を引っ掻き回していきます。次々と狡猾(こうかつ)に駆け引きを仕掛けてくる勇磨には、目の奥に光るような鋭さがあり、たたずまいが美しく、冷静さと情熱を併せ持つ方に演じていただきたいと思い、ディーン・フジオカさんにオファーさせていただきました。ディーンさんの勇磨は、徹底したヒールであるにもかかわらず、見る人を惹(ひ)きつける悪魔的な魅力があります。回を追うごとに勇磨の虜になる方も出てくるんじゃないかと思います(笑い)。ぜひ、お楽しみに!

 弟の明人は幼少期から秀才で、30億もの遺産の正当な相続者です。物語の冒頭から失踪してしまうので、誰にも真似(まね)できないオーラを放ち、とにかく強い存在感のある方にと思い、染谷さんにオファーさせていただきました。

 撮影はまだ1日だけですが、その独特の雰囲気ですでに明人の存在感を完璧に作り出しています。失踪した明人は生きているのかどうか? その辺りも物語の重要なポイントになっていきますので、ぜひ伯朗たちと共に明人失踪の謎を追っていただけたらと思います。

 獣医の伯朗が勤める動物病院の美人看護師・元美は、明るく聡明で的確に仕事をこなし、時には上司である伯朗へも鋭い指摘をします。謎解きとは別の部分で伯朗を支えていきます。そんな元美には、クールさと可愛さが共存し、男女問わず支持の高い中村アンさんがピッタリと思い、オファーさせていただきました。妻夫木さん演じる伯朗をめぐる、吉高さんと中村アンさんのやり取りにもぜひ注目していただきたいです!

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