Kis-My-Ft2宮田俊哉:「劇場版BEM」で声優初挑戦 「中途半端に終わらせたくない」 憧れの水樹奈々との共演も

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劇場版アニメ「劇場版BEM~BECOME HUMAN~」でバージェスの声優を務める宮田俊哉さん(C)ADK EM/劇場版BEM製作委員会

 人気アニメ「妖怪人間べム」の新作アニメ「BEM」の劇場版「劇場版BEM~BECOME HUMAN~」(博史池畠監督)が、10月2日に公開される。同作で、主人公のベムにそっくりな男ベルムの同僚で親友のバージェスの声優を務めるのが、人気グループ「Kis-My-Ft2(キスマイフットツー)」の宮田俊哉さんだ。大のアニメ好きで知られる宮田さんは、同作で声優に初挑戦した。「本当に好きだからこそ、やるんだったら中途半端に終わらせたくなかった」と語る宮田さんに思いを聞いた。

 ◇浪川大輔のもとでレッスン 「自分を奮い立たせた」

 「妖怪人間ベム」は、醜い体ながら正義の心を持った妖怪人間のベム、ベラ、ベロが、人間から迫害されながらも、人間になることを夢見て悪と戦い、人々を救っていく物語。1968年の初放送以来、何度も再放送されてきた名作で、2006年にはリメーク版が制作されたほか、2011年には亀梨和也さん主演で実写化もされた。新作テレビアニメ「BEM」は、「妖怪人間ベム」の生誕50周年を記念して制作され、2019年7~10月に放送された。

 劇場版は、テレビアニメで描かれたリブラシティの事件から2年後が舞台。行方不明となったベムたち妖怪人間を探し続けていた刑事・ソニアは、製薬会社ドラコ・ケミカルを訪れ、一人で悪と戦い続けるベロ、普通の女の子としての暮らしを望むベラ、ベムにそっくりな姿のベルムという男と出会う。ベルムは、愛する妻と子供に囲まれた温かい家庭を築いていた。

 宮田さんは自身が演じるベルムの同僚・バージェスを「僕が演じてきた中で一番軽薄な男」と表現。実は“ある秘密”を抱えており、物語の鍵を握るキャラクターでもあるという。声優初挑戦で、作品の重要なキャラクターを演じることになり、宮田さんは「本当にアニメが好きだからこそ、俺には無理だと思った」と話す。

 「事務所の方に『やるならちゃんとレッスン受けたいです』と話しました。やるんだったら中途半端に終わらせたくない。この『劇場版BEM』という作品をちゃんといいものにしたい、僕自身が作品が『いい』と言われる要因の一つになれるぐらいやりたい。そう伝えてレッスンを受けさせてもらったんです。声優に挑戦できるうれしさもありましたが、プレッシャーの方が大きくて、レッスンをちゃんと受けないと、できる自信がなかった」

 宮田さんは、声優の浪川大輔さんが代表を務める声優スクールへ通い、浪川さん自身から教えを受けた。

 「アフレコしている時、ノイズが鳴らない台本のページのめくり方とか、マイクとの距離の取り方とか声のお芝居を基本から学びました。『こういうお芝居をしたいんですけど、聞いてもらっていいですか』と相談すると、『それならこの言い回しのほうがやりたい表現に近いよ』と教えてくださった。先生の顔に泥を塗るわけにはいかないという気持ちもあって、レッスンを受けたことで自分を奮い立たせることができました」

 ◇バージェスに「ムカついてくれたら」 キャラクターの変化を意識

 宮田さんはアフレコを「一番面白くて難しいと思ったのは人と人との距離感」と振り返る。

 「ドラマや舞台のお芝居の時は、相手がどのぐらいの距離にいるか分かるので、その声量でいいのですが、絵だとその距離感がよく分からなくなっちゃって。相手とどのぐらい距離があるのか、かなり確認しました。でも、それって、プロの声優さんはみんな手探りでやっているらしくて。一枚の絵からどれだけの情報を読み取っているんだろうと思ったらすごいなと思って、面白くもなりましたね」

 秘密を抱えるキャラクターであるバージェスを演じる上では、「どれぐらいの段階で『あれ、こいつなんかおかしいぞ』と見ている人に思ってもらえるか」にこだわったという。

 「ただの明るいやつから、『こいつ、なんかおかしいぞ。ちょっとむかつくな』と。このステップを踏むところを結構意識したので、それが伝わればいいなと思います。あとは、見ている人がバージェスに対してムカついてくれたらいいかなと。バージェスが痛い目に遭った時に誰かがすっきりしてくれたら、僕はよかったと思えるかもしれないですね」

 ◇現場の水樹奈々に「またほれました」

 本作では、宮田さんが大ファンであると公言している水樹奈々さんとの共演も実現した。ベルムの妻のエマを演じた水樹さんとは同じシーンはなかったものの、ガヤを一緒に収録することになった。水樹さんの話題になると、宮田さんは収録時を思い出すように表情を緩めた。

 「いやぁ……。僕、最初に水樹さんがアフレコしている時に見学に行かせてもらったんです。そこでガヤを録(と)ることになって、僕も参加させてもらったんですけど、めちゃくちゃ緊張しちゃって。僕の隣、ソーシャルディスタンスぐらいの距離に奈々様が座っていてドキドキしちゃって。ガヤで男女で組になって、街のカップルの声をやろうとなった時、『カップルになりませんか?』ってすごく言いたかったんですけど言えなくて。それだけは心残りですね。カップルになるチャンスだったんですけどね……(笑い)」

 収録現場で水樹さんの芝居を見学し、「本業をやっている奈々様が格好よくてまたほれましたね」と笑顔を見せる。

 「僕がいつもアニメで聞いていた奈々様の声だったり、ライブで見ている奈々様と違っていました。もうね、語ると長くなっちゃうんですけど、何がすごいって、飲み物を飲むシーンで唇がカップに付いた音も表現されていて、『あれって後でSE(効果音)を足しているんじゃないんだ! 奈々様の口から出ている音だったのか!』と思ってテンション上がっちゃって。素晴らしいお芝居をされていました」

 宮田さんにとってプレッシャーや難しさ、喜びがあった声優初挑戦。「今もうまくできているのか自分自身でジャッジできない。出来上がったものを何回見ても違和感があるというか、恥ずかしさがある。見てくれた人がよかったと言ってくれることが一番自信につながるかなと思います」と語る。どんな声の表現を見せてくれるのか、注目したい。

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