良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
シンガー・ソングライターの秦基博さんが、杉咲花さん主演で11月30日にスタートするNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」の主題歌を担当することが10月5日、分かった。主題歌は書き下ろしの新曲「泣き笑いのエピソード」。毎日を一生懸命に生きる、主人公・千代(杉咲さん)のひたむきな姿を思い描いたという。
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103作目の連続テレビ小説となる「おちょやん」は、上方女優の代名詞といえる存在で、「大阪のお母さん」として親しまれてきた女優の浪花千栄子さんの人生がモデル。浪花さんは戦前、「松竹新喜劇」の前身である「松竹家庭劇」に参加し、二代目の渋谷天外さんと結婚。喜劇女優としての道を歩んだ人物。戦後、「松竹新喜劇」に参加。離婚後、一時女優をやめるが、NHK大阪のラジオドラマで復活。その後、「大阪のお母さん」として映画やテレビで活躍した。今回のドラマでは実在の人物をモデルにするが、物語を大胆に再構築し、フィクションとして描く。
千代は、明治の末に大阪・南河内の貧しい家に生まれ、9歳で道頓堀の芝居茶屋に女中奉公に出される。多くの芝居小屋が建ち並ぶ街で、華やかな芝居の世界に魅せられた千代は、自らも女優を目指すようになる。そして喜劇界のプリンス、天海一平と出会い、妻になるとともに喜劇女優としても花開いていくが、戦争などの不幸が重なって女優を一時引退。しかしあるラジオドラマをきっかけに奇跡の復活を遂げる……というストーリー。成田凌さん、篠原涼子さん、トータス松本さん、井川遥さんらも出演する。
「おちょやん」の主題歌を担当させていただけることになり、本当にうれしく思っています。脚本を読ませていただいた中で、主人公・千代の、どんな苦境の中にあってもめげないその心、そして、自分の身に降りかかる不幸や悲しみを糧にして、それらを「笑顔」に変えていく力強さ、明るさ。その部分に一番感銘を受けて、「泣き笑いのエピソード」という曲を書きました。
悲喜こもごも巻き起こる「おちょやん」の毎日に、少しでも色を添えられればと思います。そして、このドラマを見てくださる皆さんの一日の始まりにそっと寄り添うような歌になれば幸いです。「おちょやん」の物語が僕もとても楽しみです!
物語の中で苦しいことや悔しいことをたくさん経験する千代ですが、それでもへこたれずに前を向いて進んでいく背中をこの曲にそっと見守ってもらっているようで、胸が熱くなりました。秦さんの優しい歌声と温かい歌詞に包まれて、これから毎日、ドラマと、一人一人の一日が始まること、とても心強いものになるのではないかと感じています。歌詞にもありますが、私はこの曲を聴けるからこそ、どんな今日も愛せるはずだ! と思いました。
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