ドラマ1週間:柴咲コウ「35歳の少女」、妻夫木聡「危険なビーナス」、玉木宏「極主夫道」スタート 菅野美穂主演連ドラが来年放送

連続ドラマ「極主夫道」のワンシーン=読売テレビ提供
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連続ドラマ「極主夫道」のワンシーン=読売テレビ提供

 1週間の主なドラマのニュースをまとめて紹介する「ドラマ1週間」。今回(10月10~16日)は、柴咲コウさん主演の連続ドラマ「35歳の少女」(日本テレビ系、土曜午後10時)、妻夫木聡さん主演の連続ドラマ「危険なビーナス」(TBS系、日曜午後9時)、玉木宏さん主演の連続ドラマ「極主夫道」(読売テレビ・日本テレビ系、日曜午後10時半)がスタートした話題、菅野美穂さんが、2021年1月スタートの連続ドラマ「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」(日本テレビ系、水曜午後10時)で主演を務めることが発表された話題などが注目を集めた。前後編で取り上げる。

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 10日、柴咲さん主演の連続ドラマ「35歳の少女」がスタートした。脚本家・遊川和彦さんのオリジナル最新作。第1話は、お使いを頼まれ意気揚々と出かけた今村家の10歳の長女・望美が、自転車で事故に遭ってしまう。病室で目覚めた望美の目前に広がっていたのは、なんと25年後の現在だった……という展開。劇中では、25年ぶりに目覚めた“10歳の少女”望美が泣きじゃくるシーンがあり、柴咲さんの演技に「まるで10歳が泣いているかのよう」「10歳の子が泣いてるようにしか見えない」という反響が寄せられた。平均視聴率(世帯)は11.1%(関東地区、ビデオリサーチ調べ。以下同)を記録した。

 10日、妻夫木さん主演の連続ドラマ「危険なビーナス」の会見が東京都内で開かれ、妻夫木さん、共演の吉高由里子さん、中村アンさん、ディーン・フジオカさんが登場した。妻夫木さんが初共演の吉高さんの印象を聞かれ、「皆さんが思い描いている吉高さんのイメージのまま。明るくて人懐っこくておちゃめな人」「なんとなく過ごしている中、いろいろな人の動向を見て考えていたり、クレバーな部分も見られて、頭良いなと思う」と語るなどした。

 11日、岸部一徳さんが、木村文乃さん主演の連続ドラマ「七人の秘書」(テレビ朝日系、木曜午後9時)に出演することが分かった。木村さん演じる望月千代ら秘書軍団と対峙(たいじ)する財務大臣・粟田口十三(あわたぐち・じゅうぞう)を演じる。脚本は中園ミホさん。“影の軍団”としてひそかに集められた秘書たちが副業として「人助け」を請け負い、金や権力にまみれた非情な支配者たちを一掃する。10月22日から放送。

 11日、妻夫木さん主演の「危険なビーナス」がスタートした。東野圭吾さんの同名小説(講談社)が原作。独身獣医の主人公・手島伯朗(妻夫木さん)が、異父弟・矢神明人(染谷将太さん)の失踪事件をきっかけに、明人の「妻」を名乗る謎の美女・矢神楓(吉高さん)と共に、名家・矢神家の遺産をめぐる壮大な謎解きに挑んでいく“危険なラブサスペンス”。第1話では、吉高さんが妻夫木さんをビンタするシーンがあり、SNSでは「めっちゃ痛そう」「本気すぎるビンタ!」といった声が上がった。平均視聴率(世帯)は14.1%だった。

 11日、玉木さん主演の連続ドラマ「極主夫道」がスタートした。ドラマは、おおのこうすけさんの同名マンガが原作。第1話は、かつて“不死身の龍”と呼ばれる伝説の極道だった龍(玉木さん)は足を洗い、妻の美久(川口春奈さん)、娘の向日葵(白鳥玉季さん)と平穏に暮らしながら、家事に命をかける専業主夫として忙しい毎日を送っていた。そんな中、龍の所属していた天雀会が、ライバルの大城山組から従わなければ潰すと言われ危機的状況を迎える……という展開だった。龍が元舎弟・雅(志尊淳さん)に何回もビンタするシーンがあり、SNSでは「ビンタされまくってるw」などの声で盛り上がった。平均視聴率(世帯)は11.8%だった。

 12日、観月ありささんが、織田裕二さん主演のフジテレビ系“月9”ドラマ「SUITS/スーツ2」(月曜午後9時)の最終第15話(10月19日放送)にゲスト出演することが分かった。観月さんが月9ドラマに出演するのは、1998年7月期放送の「ボーイハント」以来、22年ぶり。甲斐正午(織田さん)のハーバードロースクール時代の後輩で、元恋人の弁護士・綿貫紗江を演じる。

 12日、菅野美穂さんが、2021年1月スタートの連続ドラマ「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」(日本テレビ系、水曜午後10時)に主演することが分かった。菅野さんが連続ドラマで主演を務めるのは、2016年放送の「砂の塔」(TBS系)以来、4年ぶり。脚本は北川悦吏子さんが担当するオリジナル。主人公で少女のような天然母・水無瀬碧(みなせ・あおい、菅野さん)と、母を放っておけないしっかり者の“オタク”の娘、それぞれの恋愛模様を描くラブストーリー。

 12日、木村さん主演の連続ドラマ「七人の秘書」の会見が東京都内で開かれ、木村さん、共演の広瀬アリスさん、菜々緒さん、大島優子さん、シム・ウンギョンさん、室井滋さん、江口洋介さん、同作の脚本家の中園ミホさんらが登場。木村さんが「私、アイドル好きなんですけど……」と切り出し、「シムさんも実はアイドル好きで、かなり初期の頃の大島さんが参加しているユニット曲を知っていらして、3人で盛り上がりました」と撮影中のエピソードを明かしたほか、広瀬さんが、初共演の菜々緒さんについて「共演する前はすごくクールで厳しいイメージで、正直ちょっとビビっていたんです」と告白して話題を集めた。

 12日、新木優子さんが主演を務めるWOWOWの連続ドラマ「連続ドラマW セイレーンの懺悔(ざんげ)」のスペシャル生配信に、共演の池内博之さん、高嶋政伸さんと登場。撮影現場では、よく新木さんと高嶋さんで話していたといい、新木さんは「美容の話ができたのが楽しかった」とコメント。「高嶋さんのお肌がきれいなので、ついつい聞いちゃいました。いつも親身に答えてくださって」と明かし、「ちょっとした女子トークでした(笑い)」と笑顔を見せながら振り返った。ドラマは、10月18日から毎週日曜午後10時にWOWOWプライムで放送。全4話で、第1話は無料放送。

 13日、窪田正孝さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第87回が放送され、唐沢寿明さん演じる裕一(窪田さん)の父・三郎が再登場した。同回では、白の着物に頭には天冠という幽霊の姿をした三郎が、あの世で音(二階堂ふみさん)の父・安隆(光石研さん)と仲良く将棋を指す様子が映し出され、未婚の浩二(佐久本宝さん)に「おめえは固てえとこあっがら、女にモテねえんだ。女は立てろ。頼むぞ」と叱咤(しった)激励する場面もあった。

 13日、人気ドラマ「孤独のグルメ」(テレビ東京系)の原作者として知られる久住昌之さんのグルメマンガ「こどものグルメ」が、テレビ東京でドラマ化されることが発表された。主人公で、小学4年生の女の子、蓬野杏(よもぎのあん)を石井心咲さんが演じる。食べることが一番の楽しみである杏は共働き家庭の長女で、平日の家はいつも杏と弟の栗(くり)でお留守番。自分にしかできないおいしいものを作って食べようと思い立ち、自由すぎる奇抜な発想で予測不可能な料理を作る……という展開。

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