伊藤あさひ:「エール」で高校球児役 素振り200回でイメトレ…手にマメも BGMは「栄冠は君に輝く」

NHK連続テレビ小説「エール」で高校球児の竹中渉演じる伊藤あさひさん (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「エール」で高校球児の竹中渉演じる伊藤あさひさん (C)NHK

 窪田正孝さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」に、竹中渉役で出演している伊藤あさひさん。渉は戦後再開された全国高等学校野球選手権大会で甲子園を目指す高校球児だ。自身も野球少年だったという伊藤さんは、「形から、というわけではなかったのですが、出演が決まってから素振りを始めました。あとは友達とキャッチボールしたり、座ってもらってピッチングしたり。たまたまスマホで高校野球のゲームもやっていたので、一時期“野球漬け”になりました」と話す。演じる渉は「真っすぐで誠実で、汚れた部分がない、どこかまっさら」な印象で、「そんな渉の可愛らしい部分を見てほしい」とアピールする伊藤さんに話を聞いた。

 ◇バットを1日200回も振ることも 「カウントとか自分で勝手に決めて」

 伊藤さんは、2018~19年に放送された特撮ドラマ「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」のルパンレッド/夜野魁利役などで知られる期待の若手俳優の一人。「エール」が初の朝ドラで、「朝ドラは以前から『目標』と声に出してきたので、少しでも作品に携われるようになって、うれしかったです」と振り返る。

 小学2年生から中学2年生まで野球をやっていたという伊藤さんは、役との共通点に当然「野球好き」を挙げる。イメージトレーニングとしてバットを1日200回も振ることもあったといい、「最初は全然できなくて。手のひらも痛くなるし、筋肉痛にもなって。50回でもきつかった。それが慣れてきて、100回、200回とできるようになってきて、手にマメも作って、本物の高校球児みたいでした」と笑う。

 素振りをしているときのBGMは、「エール」ファンにはおなじみの「紺碧(ぺき)の空」、そして全国高等学校野球選手権大会の大会歌「栄冠は君に輝く」で、「この2曲をずっとかけていて。実際に甲子園にいるかのように、カウントとか自分で勝手に決めて(笑い)。やっぱりテンションは上がりますね」と曲の効果を説く。

 ◇高校球児らしい短髪姿を披露 「似合うかどうか切る前は正直、心配でした」

 演じる渉とは「野球好き」以外にも「マイペースさ」が共通点といい、「渉は相手を巻き込んで、自分のペースに持ってく。台本からも、いつも輪の中心にいるような人物だなって印象を受けました。決して自分から巻き込もうとしているわけではないのですが、突っ走ってしまうところがあるので、結果として周りを巻き込んでいってしまう。そういうところがあるな」とにっこり。

 今回、高校球児らしく髪も思い切って短くしたが、「僕自身、初めてのことで、似合うかどうか切る前は正直、心配でしたが、髪を短くすることに抵抗はなかったですし、切ったら切ったで自分としては大丈夫だなって」と明かすと、「周りからも『似合ってない』とは言われなかったので、良かったです」と安堵(あんど)の笑顔を見せた。

 ◇俳優業は「ゴールがない」のも魅力 やるからには「オンリーワンを」

 戦隊(ルパパト)以降も、「俺のスカート、どこ行った?」(日本テレビ系、2019年)のような学園ドラマ、「4分間のマリーゴールド」(TBS系、同年)のようなヒューマンストーリーに出演し、活躍の場を広げていっている伊藤さん。

 「『ルパパト』は自分にとって大きな作品でもありましたし、撮影を1年半やりきったことで自信にもなりました。ただ、どの作品でも満足はしていなくて、もっとできたなって感じることは山ほどある。ある意味『ゴールがない』というのも、この仕事の魅力なのかなって思っています」と語る。

 今後に向けては「こういう役って決めずに、今は貪欲に何でもやりたいです」と力を込めると、「やるからにはオンリーワンを目指したいですし、自分にしかできないお芝居、表現を突き詰めていけたらなって思っています」と目を輝かせていた。

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