おちょやん:「小学生と思えない」と話題の子役・毎田暖乃 千代が「必死に生きている姿が伝わればいい」と

NHK連続テレビ小説「おちょやん」で千代の子供時代を演じている毎田暖乃ちゃん(C)NHK
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NHK連続テレビ小説「おちょやん」で千代の子供時代を演じている毎田暖乃ちゃん(C)NHK

 杉咲花さん主演の2020年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」(総合、月~土曜午前8時ほか)のホームページで、ヒロイン千代の子供時代を演じている子役・毎田暖乃(まいだ・のの)ちゃんのインタビューが12月11日、公開された。ネットでは「小学生と思えない演技」と話題になっている暖乃ちゃんが、千代のキャラクターについて「ヨシヲのためなら、千代は何でもする子です!」と語っている。

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 暖乃ちゃんは2011年9月25日生まれの9歳。 戸田恵梨香さん主演の昨年の朝ドラ「スカーレット」では、大島優子さん扮(ふん)する熊谷照子の長女・雪子を演じ、注目を集めた。「おちょやん」では約500人が参加したオーディションの中から選ばれ、大阪弁でまくし立てる姿が話題になっていた。

 インタビューで暖乃ちゃんは、「ヒロインの子供時代を演じることが決まったときは、すごくうれしくて、飛び上がって喜びました。プレッシャーというよりは、とにかく頑張ろうって思いました」といい、「千代はとてもけなげで、可愛い女の子だと思います。お父ちゃん(トータス松本さん)のことは腹が立つけど、心の奥のほうではお父ちゃんのことが大好き。でもヨシヲ(荒田陽向君)を守らないといけないという責任から、素直にお父ちゃんに甘えられないんだと思いました。周りに頼れる人がいない中で、必死に生きている姿が伝わればいいなと思って、演じました」と振り返っている。

 「ドラマの中ではお父ちゃんとも栗子さん(宮澤エマさん)ともケンカをしていたけど、実際はめちゃめちゃ優しくて楽しかったです。でも、いがみ合わないといけないシーンの前はしゃべらないようにしていたので、それはつらかったです」と明かすと、「シズさん(篠原涼子さん)もドラマでは厳しいけど、カメラが回っていないときは、ハグしたり顔をムニュムニュしたり、すごく優しくしてくれてうれしかったです」と語った。

 さらに「荒っぽい言葉でしゃべったり、強がってみせたりする千代だけど、お母ちゃん(三戸なつめさん)にだけは、素直に自分の弱い姿を見せられます。お月様に話しかけることで、また頑張ろうと前向きな千代に戻れるんだと思います。お母ちゃんの優しい笑顔を思い出して話しかけるだけで、演じていても自然と涙が出てきました」と話していた。

 「おちょやん」は、上方女優の代名詞といえる存在で、「大阪のお母さん」として親しまれてきた女優の浪花千栄子さんの人生をモデルにしながらも、物語を大胆に再構築し、フィクションとして描く、103作目の朝ドラ。

 杉咲さん扮(ふん)する主人公の竹井千代は、明治の末に大阪・南河内の貧しい家に生まれ、9歳で道頓堀の芝居茶屋に女中奉公に出される。多くの芝居小屋が建ち並ぶ街で、華やかな芝居の世界に魅せられた千代は、自らも女優を目指すようになる……というストーリーが展開する。

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