来週のおちょやん:第3週「うちのやりたいことて、なんやろ」 千代は18歳に 人生の岐路? 偶然の再会も

NHK連続テレビ小説「おちょやん」第3週の一場面  (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「おちょやん」第3週の一場面  (C)NHK

 杉咲花さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」(総合、月~土曜午前8時ほか)は、12月14日から第3週「うちのやりたいことて、なんやろ」に入る。

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 大正13(1924)年の秋。千代(杉咲さん)は、道頓堀の芝居茶屋「岡安」へ奉公に来てから約8年がたち、間もなく18歳になろうとしていた。お茶子としての仕事をしながら、千代は相変わらず芝居に夢中の日々。そして、時折思い出すのは子供の頃に見た女優・高城百合子(井川遥さん)の美しい舞台上の姿だった。岡安の女将(おかみ)シズ(篠原涼子さん)に、これから自分はどうしたいのかよく考えなさいと言われ、千代は生まれて初めて本当に自分がやりたいことは何なのかを考えるようになる。

 そんなある日、千代はずっと憧れ続けてきた女優・高城百合子と偶然に再会する。百合子は会社から映画の撮影所へ行くように命じられていたが、それが嫌で逃げ回っていた。千代はそんな百合子を、岡安でかくまうことにする。一方、シズもかつて深い因縁のあった歌舞伎役者の早川延四郎(片岡松十郎さん)と20年ぶりに再会していた。その現場を見ていたライバル茶屋「福富」のお茶子によって、2人は不義密通の関係であるとのうわさが広められ、道頓堀中に悪い評判がたってしまう。シズはやましいことは何もないと、そのうわさを否定したが、千代は秘められたシズの思いを知り、シズに延四郎に会いにいくように説得する。

 「おちょやん」は、上方女優の代名詞といえる存在で、「大阪のお母さん」として親しまれてきた女優の浪花千栄子さんの人生をモデルにしながらも、物語を大胆に再構築し、フィクションとして描く、103作目の朝ドラ。

 主人公の竹井千代は、明治の末に大阪・南河内の貧しい家に生まれ、9歳で道頓堀の芝居茶屋に女中奉公に出される。多くの芝居小屋が建ち並ぶ街で、華やかな芝居の世界に魅せられた千代は、自らも女優を目指すようになる……というストーリーが展開する。

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