映像研には手を出すな!:テレビアニメが米ザ・ニューヨーカーのベストテレビ番組に

「映像研には手を出すな!」の一場面(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
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「映像研には手を出すな!」の一場面(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会

 女子高生がアニメ制作に打ち込む姿を描くマンガが原作のテレビアニメ「映像研には手を出すな!」が、米雑誌THE NEW YORKER(ザ・ニューヨーカー)が選ぶ2020年度のThe Best TV shows of 2020(ベストテレビ番組)に選ばれたことが分かった。

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 2020年度に日本のアニメで選出されたのは同作のみで、同誌は「湯浅政明監督が手掛けたこのアニメの素晴らしさは、3人の女子高生が自分のアニメを作ろうとしているところです。本作のビジュアルはどこかおどけていながらもゴージャスで、創造的な欲求と現実とのジレンマについての思想は、何度も私の涙を誘いました。また、オープニングは2020年の最高のテーマソングでもあります」と評価した。

 原作は、大童澄瞳さんがマンガ誌「月刊!スピリッツ」(小学館)で2016年から連載中のマンガ。自分の考えた“最強の世界”で大冒険することが夢の浅草みどり、プロデューサー気質の金森さやか、アニメーター志望でカリスマ読者モデルの水崎ツバメが、脳内にある“最強の世界”を表現すべく、映像研究同好会を立ち上げ、アニメ制作に打ち込む姿を描く。

 テレビアニメは「夜明け告げるルーのうた」「四畳半神話大系」などの湯浅監督が手がけ、NHK総合で1~3月に放送された。米ニューヨーク・タイムズ紙が選ぶ「ベストテレビ番組」「ベスト海外テレビ番組」の2部門でダブル選出されたことも話題になった。

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