松坂慶子:感情むき出しで家族を支配する夫人役 「死との約束」で初の三谷幸喜作品 市原隼人、堀田真由らも

「スペシャルドラマ 土曜プレミアム『死との約束』」の追加キャスト(C)フジテレビ
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「スペシャルドラマ 土曜プレミアム『死との約束』」の追加キャスト(C)フジテレビ

 アガサ・クリスティーの小説を翻案に、三谷幸喜さんが脚本を手がけるスペシャルドラマシリーズの第3作「スペシャルドラマ 土曜プレミアム『死との約束』」(フジテレビ系)の放送日が3月6日に決定し、追加キャストとして、女優の松坂慶子さんらの出演も1月28日、発表された。松坂さんは感情をむき出しにして、家族を思いのままに支配しようとする独裁者のような本堂夫人役で、今回が初の三谷作品となる。

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 松坂さんは「三谷さんは憧れの方でしたので、お話をいただいたときはとてもうれしくて、“やったー!”という感じでした。本堂夫人は、家族にひどいことを言う人ではあるんですけれど、一方でクスッと笑えちゃう一面もあって。そこが三谷さんの脚本が面白くて、すてきなところだと思います」と話している。

 松坂さんのほかに、山本耕史さん、シルビア・グラブさん、市原隼人さん、堀田真由さん、原菜乃華さんの出演も決定。山本さんは家族の問題から距離を取り、夫人に一切口答えをしない本堂家の長男・本堂礼一郎、グラブさんは夫の礼一郎の態度を好ましく思っていない妻・本堂凪子、市原さんは幼い頃から夫人に支配され、外の世界をまったく知らずに育ってきた次男・本堂主水(もんど)を演じる。

 堀田さんは常に一家を気にかけ、家族円満を望んでいるように見える長女の本堂鏡子、原さんは夫人の過度な支配のあまり、家族に対しても心を閉ざしている次女の本堂絢奈に扮(ふん)する。市原さん、堀田さん、原さんは初の三谷作品で、原さんはオーディションで役を射止めた。

 ドラマでは、野村萬斎さんが演じる主人公の名探偵・勝呂武尊が、休暇で訪れた熊野古道で一風変わった一家・本堂家の人々と知り合う。本堂家は家族全員で日本中を旅しているのだというが、まるで独裁者のような夫人に一家が支配されているかのようだった。しかしそんなある日、夫人は熊野古道のベンチで死体で発見される。病死も疑われる中、勝呂が夫人の右手に注射針の痕を見つけたことをきっかけに、勝呂の名推理が始まる……というストーリー。

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