小堺一機:16年ぶりにドラマ主演 今春放送「ずんずん!」で牛乳配達員役

「明治ドラマスペシャル『ずんずん!』」主演の小堺一機さん(左)と原作小説の表紙=テレビ朝日提供
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「明治ドラマスペシャル『ずんずん!』」主演の小堺一機さん(左)と原作小説の表紙=テレビ朝日提供

 タレントの小堺一機さんが、テレビ朝日で今春放送される「明治ドラマスペシャル『ずんずん!』」で主演を務めることが2月2日、明らかになった。小堺さんがドラマの主演を務めるのは、2005年まで放送された「夏樹静子ミステリー アリバイの彼方に」シリーズ(フジテレビ系)以来、約16年ぶりとなる。

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 ドラマは、直木賞作家の山本一力さんの同名小説を初映像化。60歳を超えた牛乳配達員の田代龍平(小堺さん)は100軒近い家々を回り、玄関に置かれた保冷ボックスに新しい牛乳を届けていた。配達先の一人、同年代の湯川かおるは常に敬意をもって配達員に接してくれる、田代にとって特別な存在だった。ところがある朝、いつものように配達でかおる宅の玄関先を訪れた田代は、保冷ボックスに空き瓶が置かれていないことに気づく。「もしかして倒れているのでは……」と彼女の身を案じた田代は、店長や同僚たち、町内会をも巻き込んで、“ずんずん!”と力強い足取りで救出を試みる……という内容。配達員の思いが、地域住民を救う様子を描く。

 これから始まる撮影を前に、小堺さんは「山本一力先生が描いた素晴らしい作品の世界に入る機会をいただき、うれしく思っています。単に“いい人”ではなく、“正直に生きたらいい人だった”、という人物を演じたいと考えています」と意欲を語っている。

 脚本は、「砂の器」(フジテレビ系)、「時効警察はじめました」(テレビ朝日系)、「家政夫のミタゾノ」(同局系)、「アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~」(テレビ東京系)などを手がけた小峯裕之さんが担当。映画「NANA」「NANA2」などの大谷健太郎さんがメガホンをとる。

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