ピン芸人日本一を決める「R-1グランプリ2021」(カンテレ・フジテレビ系)で19代目のR-1王者に輝いたゆりやんレトリィバァさんが3月7日、大阪市内で大会終了後に会見した。芸歴8年目のゆりやんレトリィバァさんは同大会について「小学生の頃からR-1を見ていて、芸人になって(優勝を)目指してきた。どうしてもとりたかった賞」と話し「R-1で優勝しないと人生が終わると思っていた」と思い入れを語った。続けて、「一生の内に(優勝を)とりたいと思っていたら、急きょ(参加資格が芸歴)10年以内になって、急きょ出ました(笑い)」と明かした。
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ゆりやんレトリィバァさんは、2013年に「R-1」に初出場。2015年から4大会連続で決勝進出。2018年には準優勝した。2019年以降は出場しておらず、3年ぶりに出場しての優勝だった。準優勝するまでは、勝負にこだわったネタを作っていたといい、準優勝してからは「面白いと思うネタを作るようにした」という。
優勝が決まった瞬間、大粒の涙を流して喜んだゆりやんレトリィバァさんは「いろいろな思いがあふれました。今までの悔しさとか、(周りの)スタッフさんとやってきたこととか。全部、頭をよぎりました。本当にうれしいです」と改めて、喜びをかみしめた。優勝賞金の500万円については「お世話になった皆さんに見せたいと思います」とちゃめっ気たっぷりに語った。
決勝では、「ほかのファイナリストの方のネタは怖くて見られなかったです」と明かし、「イヤホンで『Creepy Nuts』の(同大会の)テーマソング(『バレる!』)を聴いていました」と振り返った。「今後、同大会に参加するか?」と聞かれると、「今の時点では、もう出ないつもり。(気が変わって)エントリーするかもしれませんが(笑い)」と回答し、次の目標については「尊敬している渡辺直美さんはアメリカに行きました。私もいつかアメリカに行って芸人やりたいです」と“野望”を明かした。
この日行われた決勝には、ゆりやんレトリィバァさん、ZAZYさん、土屋さん、森本サイダーさん、吉住さん、寺田寛明さん、「かが屋」の賀屋壮也さん、kento fukayaさん、高田ぽる子さんの9人に加え、「復活ステージ」を勝ち上がったマツモトクラブさんが出場。ファーストステージを勝ち抜いたゆりやんレトリィバァさん、ZAZYさん、賀屋さんでファイナルステージで争った。今年は2746人がエントリーした。
今大会から名称が「R-1ぐらんぷり」から「R-1グランプリ」とカタカナ表記となり、ロゴも刷新。参加資格は芸歴10年以内のプロと、同大会への出場が今回で10回目以内のアマチュアとなった。
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