注目ドラマ紹介:「珈琲いかがでしょう」 中村倫也が「凪のお暇」原作者と2度目のタッグ “幸せを運ぶ珈琲物語”

連続ドラマ「珈琲いかがでしょう」第1話のワンシーン(C)「珈琲いかがでしょう」製作委員会
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連続ドラマ「珈琲いかがでしょう」第1話のワンシーン(C)「珈琲いかがでしょう」製作委員会

 中村倫也さん主演の連続ドラマ「珈琲(コーヒー)いかがでしょう」(テレビ東京系、月曜午後11時6分)が4月5日に始まる。原作は「凪のお暇(なぎのおいとま)」などで知られるコナリミサトさんの同名マンガ(マッグガーデン)。中村さん演じる移動コーヒー店「たこ珈琲」店主の青山一(あおやま・はじめ)が、心を込めていれたコーヒーとさりげない言葉で、人生に少し傷付いた人たちの心を癒やしていく……という“幸せを運ぶ珈琲物語”。

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 中村さん扮(ふん)する青山は、爽やかで飄々(ひょうひょう)とした王子様に見えるが、その裏には想像を絶する秘密を抱えているという役どころ。原作ファンの間では「コーヒー屋さんは中村倫也にしか見えない」「ぜひ中村倫也で実写化を」などと話題を呼び、それらの声に応えて実現した。中村さんがコナリさん原作のドラマに出演するのは「凪のお暇」(TBS系)に続き2度目。

 第1話は「人情珈琲」「死にたがり珈琲」の2本立て。「人情珈琲」は足立梨花さんがゲスト出演。不器用女子の垣根志麻(夏帆さん)は、誠実・丁寧・義理・人情をモットーに働くが、その不器用さゆえ効率重視の部長(井上肇さん)に毎日のように怒られている。もてはやされるのはいつも、明るくて要領がいい後輩・馬場(足立さん)だ。

 1人さみしくランチタイムを過ごしていたある日、どこからともなくいい匂いが漂ってくる。香りの先には、青山の営むたこマークの移動珈琲店「たこ珈琲」があった。一杯一杯丁寧にいれる工程と、出来上がった珈琲のおいしさに感動した垣根は、自分の不器用さにしんどさを感じていることを思わず青山に打ち明けて……。

 「死にたがり珈琲」は、貫地谷しほりさんがゲスト出演。クレーム対応の電話オペレーターをしている早野美咲(貫地谷さん)は、心を無にしてただただ謝る毎日を送っていた。ある晴れた休日、美咲が洗濯物を干していると、どこからか珈琲の香りが漂ってくる。「こんな昼下がりは死にたくなる」と手すりに片足をかけたその時、美咲の目に、真下の青山の姿が飛び込んでくる。目が合うと笑顔を見せ、驚いた美咲はその拍子に干していたガードルを落としてしまい……。

 青山の過去に深く関わる謎の男で「ぺい」と呼ばれている杉三平役で磯村勇斗さんが出演する。映画「かもめ食堂」の荻上直子監督が、監督・脚本を担当する。監督には「パラレルワールド・ラブストーリー」の森義隆監督、「ケンとカズ」の小路紘史監督も名を連ねる。

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