吉田羊:「個性が認められる素晴らしさを発信できたら」 容姿へのコンプレックス描く「きれいのくに」

NHK連続ドラマ「きれいのくに」に出演する吉田羊さん(C)NHK
1 / 6
NHK連続ドラマ「きれいのくに」に出演する吉田羊さん(C)NHK

 吉田羊さんらが出演する、NHKの連続ドラマ「きれいのくに」(総合、月曜午後10時45分)第1話が、4月12日に放送された。ドラマは誰しもが抱える容姿へのコンプレックスにまつわる、リアルと虚構が入り交じった“青春ダークファンタジー”。吉田さんは「さまざまな仕掛けで美しさの価値観を逆説的に問いかけながら、私たちの悩みに小さな風穴を開けてくれるこの作品。皆様の背中に手を添え、いろいろな個性が認められる世界は素晴らしいよと発信できたら幸いです」と、メッセージを寄せた。

ウナギノボリ

 ドラマは、土曜夜から月曜夜に“引っ越し”した「よるドラ」枠での放送。蓮佛美沙子さん、平原テツさん、稲垣吾郎さんらも出演する。

 第1話では、40代の再婚同士の夫婦・恵理(吉田さん)と宏之(平原さん)が、映画監督(稲垣さん)のインタビューに「結婚生活に不満はない」と答える。2人は子どもがおらず、優雅な生活を満喫していた。そんな中、税理士の宏之の前に美容室を経営する佐川(蓮佛さん)が現れ、2人は次第にひかれていく。しかし、実は佐川は過去の恵理で、2人の出会ったころが描かれていたのだった。そしてある朝、40代の宏之が目覚めると、寝室には30代の恵理がいた……という展開だった。

 吉田さんは「私もそうですが、容姿コンプレックスは誰しもが抱えているけれど、それを受け入れる強さを持つ人は多くない、みんな平気なふりをしているだけだと知るには、なんとオープンマインドで生きねばならぬことか……恵理さんの苦しみを演じながら、一人でも多く救われますようにと祈りました」と、思いをコメント。

 また、蓮佛さんは「個人的には、羊さんの動画を見あさり、練習し、そこから恵理を創っていく作業は今までで一番難しかったかもしれません」と明かし、「でもその恵理を通して、心の奥底にある扉をたたかれたような気持ちになりました」「恵理たちの世界は、私たちの世界でもあると思います。彼女たちを救う方法を、一緒に考えてもらえたら、とてもうれしいです」と話した。

写真を見る全 6 枚

テレビ 最新記事