テレビ試写室:「警視庁ゼロ係5」第3話 安藤美姫がフィギュアスケート選手役 葛藤を見事表現、表情にも注目

連続ドラマ「警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~SEASON5」第3話のワンシーン(C)テレビ東京
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連続ドラマ「警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~SEASON5」第3話のワンシーン(C)テレビ東京

 ドラマからドキュメンタリー、バラエティー、アニメまで、さまざまなジャンルのテレビ番組を放送前に確認した記者がレビューをつづる「テレビ試写室」。今回は、5月14日午後8時から放送される小泉孝太郎さん主演の連続ドラマ「警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~SEASON5」(テレビ東京系)第3話だ。

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 ドラマは、小説家の富樫倫太郎さんの「生活安全課0係」シリーズ(祥伝社)が原作で、2016年にスタートした人気シリーズ。小泉さん演じる“空気は読めないが事件は読める”KY刑事の小早川冬彦と、女優の松下由樹さん扮(ふん)する“男まさりで口の悪い”ベテラン刑事・寺田寅三(とらみ)の“迷コンビ”や、そんな2人が所属する、警察のはみ出し者の吹き溜まり「杉並中央署 生活安全課 なんでも相談室」メンバーの活躍を描く。

 第3話の見どころは、何と言っても、プロフィギュアスケーターの安藤美姫さんの出演。連続ドラマで初の演技を披露する。劇中では、フィギュアスケート選手の逢沢莉穂に扮(ふん)し、現役さながらのスケートを披露するシーンも登場する。

 第3話は、「なんでも相談室」に、子供と一緒にフィギュアスケートの大会を見に行ってほしいという依頼が入り、冬彦と寅三が付き添うことに。すると、大会で逢沢が演技をしている最中に停電が発生。復旧すると出番を控えていた増田栞(八木アリサさん)が何者かに殺害されていた……という展開だ。

 キャスト発表時、「ドラマの中の役である“逢沢莉穂”という選手がどんな人物でどんな思いを持ってスケートと自分と向き合ってきたか、周りとどのように付き合ってきたかなど、自分の経験や思いも重ねてみたり、撮影をしていくうちに自分の中での莉穂になりきれた気がしています」と話していた安藤さん。自身の選手としての経験も重なったのだろうか、莉穂のフィギュアスケーターとしての葛藤を見事に表現している。クライマックスの莉穂の表情にも注目。彼女の心の闇や、緊迫感、焦燥感に引き込まれる。

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