良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
女優の松たか子さん主演の連続ドラマ「大豆田(おおまめだ)とわ子と三人の元夫」(カンテレ・フジテレビ系、火曜午後9時)で、小鳥遊大史(たかなし・ひろし)を好演している俳優のオダギリジョーさん。大史は、プライベートでは、とわ子(松さん)に優しい言葉を投げかける男だったが、仕事の場では、とわ子が社長を務める会社を買収し、退任を突き付ける外資系ファンドの責任者で、SNSでは「別人格!」「心が追いつかない」「ギャップたまらん」という声が上がった。とわ子の人生最後の恋の相手として登場した大史だが……。
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第7話から登場した大史は、数学が好きで、暇さえあれば数式に没頭しているキャラクターだ。親友・綿来かごめ(市川実日子さん)の死に心の整理ができていないとわ子は、大史と夢中になれることや仕事について話し、徐々に打ち解けていった。そのうち、かごめの話題となり、とわ子はずっと胸に秘めていたかごめへの思いを大史に明かした。大史は、とわ子に「人生には二つルールがある。亡くなった人を不幸だと思ってはならない。生きてる人は幸せを目指さねばならない。人は時々、さみしくなるけど、人生を楽しめる。楽しんでいいに決まってる」と優しい言葉をかけた。
そんな中、とわ子が会社を務める「しろくまハウジング」のオーナーが外資系ファンド「マディソンパートナーズ」に会社の株を売却しようとしていた。数日後、同社がマディソンパートナーズに買収され、とわ子はその責任者が大史だと知る。大史は、しろくまハウジングの社員や元社員から集めたパワハラ事項をまとめた告発文をとわ子に渡し、「回答によっては解任決議案を提出させていただく」と告げた……。
オンとオフを別人格のように切り替える大史の姿に、SNSでは「恐怖!」「ホラー映画」と驚きの声が飛び交う一方で、視聴者をひきつけたのは間違いない。オフはボサボサヘアにカジュアルな格好、オンではメガネを掛け、髪を上げたスーツ姿という装いのビジュアルでも、「かっこよさが際立つ!」「スーツ姿がかっこよすぎて鼻血止まらん」「色気だだ漏れ」といった感想がSNSに上がるなど、魅了されている人も多いようだ。
とわ子にとって、会社を買収し、社長退任を突き付けた大史は、いわば“敵”だ。しかし、仕事とプライベートは別と言い切る大史と過ごした時間を忘れられず、大史からの「今までと変わらず、親しくしたい」という申し出を受け入れる。とわ子にとっての敵が、どのように人生最後の恋の相手になっていくのか……。今夜午後9時から放送の第8話に期待したい。
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