名作アニメーション「101匹わんちゃん」に登場する“ヴィラン”(悪役)の誕生秘話を、エマ・ストーンさん主演で実写化した映画「クルエラ」(クレイグ・ガレスピー監督、公開中)。本作では、ファッション・デザイナーを目指す少女エステラが、ある出来事をキッカケに、ファッショナブルで破壊的かつ復讐心に満ちたヴィラン”クルエラ”へと変貌する姿が描かれる。彼女の心情の変化が如実に反映されていくのがルックスで、カメレオンのように七変化を遂げる様子が話題になっている。
主人公の様相を仕上げたのは、ヘア&メークアップ・デザイナーのナディア・ステイシーさんだ。数々の有名作品を担当し、アカデミー賞ノミネート経験を持つナディアさんだが、多数のルックスを生み出す必要があった本作を手掛けることは、難題だったといい、「これまで手がけた映画でそういうことはなかったんだけど、(本作では)ヘアやメークが、だますための道具として使われているからだと思う」と説明する。
「エステラは、バロネスから正体を隠さないといけないの。私たちが初めてエステラを見る時、彼女はロンドンであの当時育った少女だと信じられないといけない。それから、彼女はクルエラという人格を作るのよ。だから、彼女が初めてレッドカーペットに登場し始めた時、すべてのメークにマスクみたいなクオリティーがあるの」と語っている。
また、「二つ(エステラとクルエラ)のルックスの違いをとても大きなものにする必要があったの。私は、エステラをかなりシンプルにしておかないといけなかった。そうすることで、クルエラのヘアやメイクは、どこかとても派手なものにすることができたのよ」といい、明確な違いを付けることで、主人公の二面性を強調したという。
経験豊富なナディアさんが「私がまたあれだけたくさんのルックスをやることは絶対ないわ(笑い)」というほど力を注いだ、魅力的なルックスの数々にも注目だ。
「クルエラ」は、パンクムーブメントが吹き荒れる1970年代のロンドンが舞台。ファッションデザイナーを目指す少女・エステラが、カリスマ・デザイナーのバロネスとの出会いをきっかけに破壊的かつ復讐(ふくしゅう)心に満ちたクルエラへ変貌していく……という展開。映画館のほか、動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」で公開中。
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