福山潤:アニメ「Vivy」 マツモトの“超絶早口”の裏側 非情と合理とユーモア同居

「Vivy - Fluorite Eye’s Song-」の一場面(C)Vivy Score/アニプレックス・WIT STUDIO
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「Vivy - Fluorite Eye’s Song-」の一場面(C)Vivy Score/アニプレックス・WIT STUDIO

 「甲鉄城のカバネリ」「進撃の巨人」などのWIT STUDIOが制作するオリジナルテレビアニメ「Vivy - Fluorite Eye’s Song-(ヴィヴィ - フローライトアイズソング - )」。人気小説「Re:ゼロから始める異世界生活(リゼロ)」の長月達平さん、アニメ「リゼロ」の脚本を手がけた梅原英司さんがシリーズ構成、脚本を担当するなど豪華スタッフが集結。AIを滅ぼす役目を背負ってしまったAIのヴィヴィの100年の旅を描く。同作は、AIのマツモト役の福山潤さんの熱演も話題になっている。“超絶早口”で状況を説明するなど福山さんの卓越した技術、演技力が遺憾なく発揮され、SNSでは「すごすぎる……」など驚きの声も見られる。最終回の放送を前に、福山さんに同作への思いを聞いた。

 ◇抑揚を必要最小限にしながらポイントは逃さないように

 --作品、キャラクターの印象は?

 100年にわたり、歌姫AIが人類とAIの戦争を止めるために歴史を修正していく。この壮大なテーマを13話で描けるのか?という一つの疑問が一本筋の通ったドラマによって解消され、収録前にいただいた脚本に夢中になりました。

 僕の演じるマツモトも演じ方でどのような印象にも導けてしまう自由度と危険性があったので、エピソードごとの彼の役割を自分なりに丁寧に考えて演じる必要がありました。ドラマを主軸に描く上でエンタメとしての幅もある作品でしたので、この作品を見た人をつかむポイントをシーンごとに指示されているかのように脚本のせりふが魅力的でした。

 --AI役ということで演じる際に意識した、イメージしたことは?

 「人として演じるのか否か」という出発から初めて、細かいところでキャラクターとしてのマツモトに与えられた役割を考えました。「非情と合理とユーモアを同居させる」「嫌いだけど面白い」「バディーとして視聴者に認められる」「ストーリー上必要な説明を面白く聞かせる必要」などなど。

 骨格はオーディション時に作っていましたが、収録までに考えたことは「肉声」ではなく「デジタル音声」というイメージで聞いてもらえるように何を工夫すればいいか、というところに注意を払いました。

 説明は抑揚を必要最小限にしながらポイントは逃さないように。発する言葉を早口で一文字がくっついてしまわないように質を硬くするが、口調はできるだけ柔らかく。なるたけ呼吸の演技は有声音で。というように細かいところは自分なりに決めていました。

 ◇種崎敦美の柔軟さに驚嘆

 --ヴィヴィとの掛け合いも魅力的です。ヴィヴィ役の種崎敦美さんとの共演で感じたことは?

 温かく柔らかいのに無機質な話し方、言えば簡単な言葉ですが実演するには難しいキャラクター性をスッとやってのける柔軟さに驚嘆しました。

 僕みたいにべらべらしゃべる方ではないですが、頭の中でものすごく考え感じることをしているのだという説得力があり、打ち合わせなしでもこちらのやるトリッキーなモノに付き合ってくれるので、とてもせりふを掛け合うのが楽しかったです。

 --この作品ならではの挑戦はありましたか?

 アナログであの早口をやらせるとは思っていませんでした(笑い)。

 --最終回の見どころは?

 100年の旅の答え、ヴィヴィが導き出した答えが何なのか、そこがこの物語の根幹でもあるはずです。ヴィヴィとマツモトの100年をぜひとも見届けてくださいませ!

 注:種崎さんの「崎」は「たつさき」

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