病院の治し方：小泉孝太郎主演作のSPが7月放送へ　加藤シゲアキが初の医師役で新登場　高嶋政伸、稲葉友らも再び

　俳優の小泉孝太郎さん主演で、2020年1月期に放送された連続ドラマ「病院の治しかた～ドクター有原の挑戦～」（テレビ東京系）のスペシャル「病院の治しかた～スペシャル～」が7月26日に放送されることが6月26日、分かった。人気グループ「NEWS」の加藤シゲアキさんが自身初の医師役で新たに出演するほか、高嶋政伸さん、稲葉友さん、小西真奈美さん、浅田美代子さん、角野卓造さんらが続投することも発表された。

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　「病院の治しかた～ドクター有原の挑戦～」は、スピードスケートの小平奈緒選手が所属する相澤病院が、倒産危機から復活を遂げた実話を基にした物語。主人公の医師・有原修平（小泉さん）が、経営難の「有原総合病院」を再建するために奮闘する姿を描いた。

　今作のテーマは、「コロナ禍」や、2025年に日本の人口の4分の1が高齢者になるとされる「2025年問題」。新型コロナウイルスによる影響は有原総合病院も例外ではなく、院内クラスターへの恐れから、一斉に「受診控え」が起こり、修平は再び経営に頭を悩ませる。その後どうにかコロナ禍を乗り切る有原総合病院だったが、すぐさま、政府が推進する病院の再編という次の災難が降りかかる。同じ医療圏内に大病院の新設が発表され、強引な統合政策が進められていき、修平は抵抗に動き出す……というストーリー。

　今作から出演する加藤さんは、有原総合病院の内科医・夏目翔を演じる。他院から転職してきた医師で、研さんを積んで、自身の技術向上に励むという役どころだ。また、益岡徹さんが、同じく新キャストとして、夏目がかつて勤務していた病院の院長・小柳隆一を演じることも併せて発表された。

　高嶋さんは有原総合病院の事務長・倉嶋亮介、稲葉さんは外来クラークの江口智也、小西さんは修平の妻・志保、浅田さんは看護部長・兵藤悦子、角野さんはベテラン開業医の田端進を引き続き演じる。

　小泉さんは、「『病院の治しかた』の連続ドラマが終わって約1年後に、コロナのことが描かれ、医療の世界がいかに大変か、病院経営が大変かという内容の台本が完成していることに驚きました。スタッフの皆さんが作ってくださったからこそ、また再会できましたし、うれしかったです」とコメント。「苦しいですし、みんなが考えていかなければいけない問題ですが、リアリティーのある話を、今まさに演じることができるということは役者として、やりがい、喜びを感じています。見ごたえは間違いなくあります！」とアピールしている。

　加藤さんは「スペシャルドラマとして帰ってくるほど好評だったドラマに参加させていただけることはとても光栄なお話だと思いました。夏目の医者としての思いが人を救うことよりも、『こんな医師になりたい』ということばかりに重きを置く形に変化してしまうということは、誰しもあるんじゃないかなと思います」とコメント。

　続けて「夢を追いかけているうちに目的が変わっていく、目標が変わっていくという部分は分かるがゆえに、危ういことだと思いましたし、医師として何が正しいのかということを考えることで、自分のことも見つめ直しましたね」と話している。

　「病院の治しかた～スペシャル～」は、7月26日午後8時～同9時54分に放送される。