ドラゴン桜:最終回直前 東大専科は最高の仲間! 感動の絆シーン振り返り~後編~

連続ドラマ「ドラゴン桜」の場面写真(C)TBS
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連続ドラマ「ドラゴン桜」の場面写真(C)TBS

 6月27日に最終回を迎える、阿部寛さん主演の連続ドラマ「ドラゴン桜」(TBS系、日曜午後9時)。本作では、共に東大入学を目指す東大専科の生徒たちが回を重ねるごとに関係性を深め、互いに支え合う姿が視聴者の心を揺さぶってきた。専科に仲間が加わっていくまでの名場面を紹介した前編に続き、後編では専科で共に時間を過ごすことで生まれた“絆シーン”を振り返っていきたい。

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 ◇のしかかる東大模試へのプレッシャー 励ましの声をかける藤井&天野

 第7話(6月6日放送)では、東大専科の7人が初めて東大模試を受けることに。模試で合格の見込みがないと判断された者は専科をやめなければならなくなり、早瀬菜緒(南沙良さん)と天野晃一郎(加藤清史郎さん)は焦りから追い詰められる。原健太(細田佳央太さん)は、そんな菜緒を元気づけようと寄り添った。

 一方、藤井遼(鈴鹿央士さん)も天野を励まそうとするが、不器用な性格から逆に反感を買ってしまう。さらに、模試の当日、不安そうにする天野に「そんな調子じゃいい点取れないぞ。もし東大専科クビになっても俺が勉強教えてやるからさ」と声をかけるも、天野は「どうしてそんな無神経なことが言えるの?」と怒ってしまうのだった。

 後日、模試の結果が出ると、小杉麻里(志田彩良さん)がA判定、健太がC判定、藤井はD判定、瀬戸輝(高橋海人さん)、菜緒、岩崎楓(平手友梨奈さん)、天野がE判定だった。しかし、桜木建二(阿部さん)は「E判定の生徒をクビにするとは言っていない。“合格の見込みがない”生徒をクビにすると言った」と明かし、専科は7人のまま東大合格を目指すこととなった。

 模試の結果に悔し涙を流す藤井に天野は「模試の時はごめん」と謝り、今度は天野が藤井を励ます場面に。視聴者の間では藤井と天野の関係性にも注目が集まり、「藤井と天野コンビ可愛い」「ほほ笑ましい」「いい友達になれそう」と反響を呼んだ。

 ◇勇気を出して本音をぶつけた楓 力になろうとした東大専科の仲間

 第8話(6月13日放送)では、東大専科の生徒が受験前の夏休みに突入。7人は連日集まり、勉強会を開いていた。しかし、数カ月前までバドミントン選手として活躍していた楓は、自身がバドミントンのオリンピック選手になることを夢見る両親に、いまだ東大受験のことを打ち明けられないでいた。

 さらに、楓は両親からの提案でバドミントンの強化練習に参加することになり、勉強会に顔を出さなくなる。過酷な練習に疲れ切る楓だが、力を振り絞って勉強にも時間を割く。一方、専科の生徒たちは勉強会に姿を見せない楓を心配していた。

 “バドミントン命”である楓の両親を知る菜緒は、楓が両親に受験のことを伝えられていないのだろうと察し、楓の様子をうかがおうと探りを入れる、すると、楓がバドミントンの練習に参加していたことが判明する。

 久しぶりに勉強会に訪れた楓に、専科の仲間は勉強に専念できるよう「何か力になれないか」「一緒に親を説得しよう」と声をかけるが、楓は「私はどちらもできる」と言い張るものの、過労で倒れてしまう。

 どちらの夢も諦めたくない楓は勇気を出し、東大で勉強しながらバドミントンにも携わりたいと両親に本音をぶつけ、説得することに成功。瀬戸や菜緒はそんな楓を見守り、楓の姿に胸を打たれた瀬戸はそっと一筋の涙を流したのだった。

 ◇大学入学共通テストで新たな試練 手を取り合う生徒たち

 第9話(6月20日放送)では、東大専科の7人が大学入学共通テストのプレ試験に臨む。しかし、思うように結果を出せない藤井は、みんなで帰る約束を無視して一人で学校に戻る。落ち込む藤井を心配した健太は後を追い、「僕は藤井くんみたいになりたい。言いたいことがはっきり言えて、東大は自分の意見を言える人が集まる場所だから藤井くんは向いている」と元気づけ、「一緒に教室に戻ろう」と仲間の元に連れ戻す。

 そして、迎えた大学入学共通テストの本番。それぞれ全力で挑み、テストの翌日、学校では桜木たちによって採点が行われる。結果は、ほとんどの生徒が高得点を記録していたが、藤井と瀬戸は厳しい点数に終わった。

 理系の藤井に、桜木は文転をアドバイス。藤井は東大に合格することを優先するため、文転を決意し、専科の仲間に文系の教科を教えてほしいと頼み込む。これまでのプライドの高さを捨てて、仲間を頼った藤井の姿に、視聴者は「大人になった」「成長ぶりに涙」と感動。専科の生徒たちもノートを貸したり、「いつでも聞いて」と声をかけたりと藤井に寄り添い、間近に迫る東大入試を目指すのだった。

 ◇

 一方、教室を飛び出したまま戻ってこない瀬戸。しかし、桜木は7人での東大合格を確信していた。今夜の最終回では、いよいよ東大試験本番を迎える。瀬戸の行方、そして7人の未来は……。東大専科の約1年の闘いの結末を見届けたい。

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