鈴木勝吾:ミュージカル「マドモアゼル・モーツァルト」出演決定 「共感し楽しんでもらえるような作品に」

ミュージカル「マドモアゼル・モーツァルト」に出演する俳優の鈴木勝吾さん
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ミュージカル「マドモアゼル・モーツァルト」に出演する俳優の鈴木勝吾さん

 俳優の鈴木勝吾さんが、宝塚歌劇団の元花組トップスターで女優の明日海りおさんが主演を務めるミュージカル「マドモアゼル・モーツァルト」に出演することが7月2日、明らかになった。モーツァルトの弟子でコンスタンツェと許されない関係に落ちるフランツ役を演じる鈴木さんは「フランツが抱える人間らしさ葛藤というものに共感しますし、他の役についてもその大テーマから波及する心の揺れに頷きたくなる」と印象を明かし、「現代の人々にも共感し楽しんでもらえるような作品になると思うので、是非劇場にいらしてください」と呼びかけている。

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 さらに鈴木さんは、「モーツァルトがもし女性だったら。というお話。これには時代やジェンダー観など芸術、美学など色々な価値観から生まれる様々な人の感情を引き出すのにものすごく面白い作品だと思いました」とコメントしている。

 今作は、「モーツァルトが実は女だった」というフィクションを描いた福山庸治さんの同名マンガが原作。天賦の音楽の才能を持って生まれた少女エリーザ(明日海さん)は、女性が音楽家になれなかった時代ゆえに、父レオポルトから男の子“アマデウス・ヴォルフガング・モーツァルト”として育てられた。モーツァルトは瞬く間に時代の寵児として宮廷でもてはやされるようになる。

 宮廷作曲家のサリエリはモーツァルトの音楽に否定的だったが、一方で目をそらせない存在でもあった。モーツァルトが下宿しているウェーバー家の母親は、娘のコンスタンツェと彼を無理矢理結婚させるが、女であることを隠したままの結婚はうまくいかず、すぐにバレてしまう。大きなショックを受けたコンスタンツェは、悩みながらもモーツァルトに寄り添おうと決意するが、弟子のフランツと惹(ひ)かれ合い、子供を授かってしまい……というストーリーが展開する。

 モーツァルト、エリーザ役を明日海さん、宮廷音楽家のサリエリ役を平方元基さん、劇場支配人のシカネーダ―役をダンスユニット「Lead」の古屋敬多さん、サリエリの恋人でオペラ歌手のカテリーナ役を石田ニコルさん、モーツァルトの厳格な父レオポルト役を戸井勝海さんが演じる。

 「マドモアゼル・モーツァルト」は、10月10~31日まで東京建物 Brillia HALL(東京都豊島区)で上演予定。

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