杉咲花:朝ドラ「おちょやん」後初ドラマで主演 日テレ10月期で盲学校生×ヤンキーのラブコメ

10月スタートの連続ドラマ「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール」に主演する杉咲花さん=日本テレビ提供
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10月スタートの連続ドラマ「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール」に主演する杉咲花さん=日本テレビ提供

 女優の杉咲花さんが、10月スタートの連続ドラマ「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール」(日本テレビ系、水曜午後10時)に主演することが7月13日、分かった。杉咲さんが同局系のドラマで主演を務めるのは初めて。5月まで放送されたNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」後、初のドラマ出演となる。

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 ドラマは、うおやまさんのマンガ「ヤンキー君と白杖ガール」(KADOKAWA)が原作。勝ち気だけど恋には臆病な盲学校生・赤座ユキコと、けんかっ早いけど根は純粋なヤンキー・黒川森生(もりお)が繰り広げる“新世代ラブコメディー”。ユキコはある日、ヤンキーの森生と出会い、なぜかまとわりつかれるように。初めは森生に冷たい態度をとるユキコだったが、次第に彼の真っすぐさに引かれるようになる……というストーリー。

 杉咲さんが演じるのは、光と色がぼんやりわかる程度の弱視の盲学校生・赤座ユキコ。数年前に母を亡くし、父と姉と3人暮らしで、外を歩くときは白杖を持っている。見かけによらず口が悪いが、気を許すと天然で可愛らしい一面を見せる。

 キャスト、原作者、スタッフのコメントは以下の通り。

 ◇杉咲花さん

 --原作を読んでの感想は?

 2人が少しずつお互いのことを知りながら、不器用に引かれあっていく姿がコミカルに描かれる中で、「普通って何だろう?」ということを問いかけている作品で、すごくリアリティーを感じました。胸がキュンとしたり、思わず笑ってしまったり、応援したくなるような描写もありつつ、共感できるポイントもたくさんある作品だと思います。

 --ユキコという主人公をどう感じましたか? ご自身との共通点はありましたか?

 とてもピュアな人だと思いました。恋に対して臆病になってしまっているユキコが、森生からのアプローチに強気で反応しながらも実は動揺してしまっているという姿はとても可愛らしくて、クスッと笑ってしまうようないとおしさのある人だなと感じました。

 共通点は、自分が身につけるものにこだわったり、それを楽しんでいるところです。また、不器用でうまく伝えられない部分もありながら、基本的には自分の感情に正直で、うそをつかない素直なところに魅力を感じました。

 --ユキコの恋の相手となる森生についてはどんなキャラクターだと感じましたか?

 「海は広い! 犬は可愛い! ユキコさんが好き!」みたいな……。感情のホームランを常に打ち続けているような真っすぐさが憎めないなと感じ、とても好きなキャラクターです。

 --今作のタイトルはズバリ「恋です!」。 杉咲さんご自身をひと言で表すと……「〇〇〇です!」には何が入りますか?

 「ごはんが好きです!」。料理をすることも食べることも好きで、生きる楽しみです(笑い)。一日の中でごはんを食べる時間が一番好きです。好きなメニューは豚しゃぶで、自分でもよく作ります。

 --最後に、この作品を楽しみにしている視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

 一見交わることのなさそうな2人が引かれあっていく姿にキュンとしたり、ハラハラさせられたり、思わず笑ってしまったり。そして、自分にとってのコンプレックスだと感じていたものすらも、なんだかいとおしく感じられる瞬間があるような、見てくださる方にとって勇気づけられるような作品になったらいいなと思っています。ぜひ、楽しみにしていただけたらうれしいです。

 ◇原作者・うおやまさん

 「見えにくさ」を抱える人のことを知ってもらいたくて一人で始めたマンガが、さまざまな方に支えられて少しずつ広がり、このたび素晴らしいキャストとスタッフの皆様に実写化していただけること、奇跡だと感じています。マイノリティー同士のラブコメだからこそ、生きづらいと感じている多くの方の心に寄り添えるドラマになる、と楽しみにしています!

 ◇森雅弘プロデューサー

 とにかく明るく、パワフルで優しいうおやまさんの原作を、杉咲花さんという素晴らしい俳優さんとテレビドラマ化できることが本当に楽しみです! 誰しもが「心のすさみ」を感じることが増えた今の時代だからこそ、人を理解し、少しでも優しくなれるきっかけとなるような、少しでも前向きな気持ちになれるようなドラマをお届けできるよう頑張ります。

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