アタック25:今秋終了にABC社長「一定の役割終えた」 「テレビ、地上波じゃない展開も」

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 ABCは7月14日、オンラインで社長会見を開催。1975年4月6日から約46年間にわたって放送されてきた長寿クイズ番組「パネルクイズ アタック25」が、今秋に放送を終了することについて、山本晋也社長は「一定の役割を終えた」と説明した。

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 同番組では、クイズにオセロゲームの要素を加え、参加者がクイズに挑戦しながらパネル上の陣地を獲得していく。25分番組として放送を開始し、1975年10月からは30分番組に拡大。放送時間の拡大を機に、終盤での大逆転を狙える「アタックチャンス」のルールが導入され、司会が拳を握りながら「アタックチャンス!」とコールする仕草が番組名物となった。

 司会は、故児玉清さんが1975年4月6日~2011年4月10日、ABCの浦川泰幸アナウンサーが2011年4月17日~2015年3月29日をそれぞれ務め、2015年4月5日から俳優の谷原章介さんが担当。最高視聴率は、関西で1979年1月14日に24.2%、関東で1980年1月27日に21.5%を記録した。

 10代、20代を中心にテレビ離れが進む中、同局では49歳以下の視聴者を獲得することに注力。山本社長は「テレビがこれからも期待されるメディアであるために、この層に届く番組を作るのは当たり前のこと。ターゲットのことを考えて、コンテンツを見直す必要があります」と説明。

 また、「アタック25」について「クイズ番組の草分け的存在として46年に渡り、ご愛顧いただきました。この場を借りて、御礼を申し上げます」と感謝し、「これで『アタック』が消えるという訳ではなく、あの時間帯の放送がなくなるが、違う、テレビじゃない、地上波じゃない展開があるかも」と示唆していた。

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